カスタマイズしたファイルシステムオブジェクトは、新しい Identity Manager リリースで正しく機能するように更新する必要があります。次の節で説明するように、環境内にあるカスタマイズしたファイルシステムオブジェクトの名前を一覧に示します。
Identity Manager の最近のバージョンでは、API が変更されている場合があります。インストール内の .jsp ファイルを変更している場合は、アップグレード中にこれらのファイルの更新が必要となる場合があります。Identity Manager から提供された JSP を配備中に変更している場合 (または、Identity Manager API を使用するカスタム JSP がある場合)、ターゲットリリースの新しい JSP 構造と API の変更に対応するように、これらの JSP ファイルを変更する必要があります。
API の変更については、アップグレードするリリースの『Identity Manager リリースノート』を参照してください。
inventory -m コマンド (「Identity Manager の評価ツール」を参照) を使用して、配備中に行なった JSP の変更を識別します。
JSP のカスタマイズについては、『Sun Identity Manager 8.1 Technical Deployment Overview』の第 11 章「Editing Configuration Objects」を参照してください。
デフォルトの Waveset.properties ファイルに対する変更をすべて記録します。
デフォルトの WPMessages.properties ファイルに対する変更をすべて記録します。
システムのその他のプロパティーファイルに対して行った変更をすべて記録します。
ターゲットの Identity Manager のバージョンに応じて、カスタムリソースアダプタの再コンパイルが必要となる場合があります。Identity Manager の API を使用するすべてのカスタム Java コード (カスタムリソースアダプタを含む) は、アップグレード中に再コンパイルが必要です。また、Identity Manager ライブラリを使用するその他の Java クラスも、再コンパイルの必要性を確認してください。
Identity Manager のスタイルシートに対する変更をすべて記録します。