最適なアップグレードパスを決定するには、第 7 章評価用ワークシートに示すワークシートを使用して、現在の Identity Manager のインストールのコンポーネントの一覧を作成します。
次の節では、この情報を収集する方法について説明します。
現在の Identity Manager インストールのバージョン番号を確認するには、Identity Manager コンソールを使用します。
Identity Manager には、インストールの情報を一覧表示および記録するための、次のユーティリティーが用意されています。
installed ユーティリティー: $WSHOME/bin ディレクトリでマニフェストを検索し、リリース、パッチ、サービスパック、およびホットフィックスのバージョン情報を表示します。
inventory ユーティリティー: リリースのパッケージに含まれているファイルを使用してファイルシステムを調査し、システムに追加されたファイルまたはシステムから削除されたファイルを表示します。このユーティリティーは、Identity Manager に標準装備されたマニフェストに基づいて、変更されたファイルを判定します。
installed および inventory ユーティリティーにアクセスするには、次の手順を実行します。
プロンプトで、次のコマンドを実行します。
プロンプトで、次のいずれかのコマンドを入力します。
installed [ option] [option ]...
inventory [ option] [option ]...
次の表に、installed ユーティリティーと inventory ユーティリティーで使用できるオプションを示します。
installed ユーティリティーのオプション
オプション |
機能 |
説明 |
---|---|---|
-h |
ヘルプ |
使用法を表示します。 |
-r |
リリース |
インストールされているリリースだけを表示します。 |
-p |
パッチ |
インストールされているパッチだけを表示します。 |
-s |
サービスパック |
インストールされているサービスパックだけを表示します。 |
-f |
ホットフィックス |
インストールされているホットフィックスだけを表示します。 |
必ず、すべてのサービスパックまたはパッチに関連するマニフェストファイルの名前を記録してください。たとえば、次のとおりです。
Identity_Manager_8_0_0_0_20080530.manifest |
inventory ユーティリティーのオプション
オプション |
機能 |
説明 |
---|---|---|
-a |
追加 |
追加されたファイルだけを表示します。 |
-d |
削除 |
削除されたファイルだけを表示します。 |
-h |
ヘルプ |
使用法を表示します。 |
-m |
変更 |
変更されたファイルだけを表示します。 |
-u |
変更なし |
変更されていないファイルだけを表示します。 |