Sun Identity Manager 8.1 アップグレード

ステップ 2: Identity Manager のインストールのドキュメント化

最適なアップグレードパスを決定するには、第 7 章評価用ワークシートに示すワークシートを使用して、現在の Identity Manager のインストールのコンポーネントの一覧を作成します。

次の節では、この情報を収集する方法について説明します。

Product_IDMgr; のバージョン

現在の Identity Manager インストールのバージョン番号を確認するには、Identity Manager コンソールを使用します。

  1. コマンド行に、次のコマンドを入力します。

    lh console

  2. Identity Manager のバージョン番号を表示するには、次のコマンドを入力します。

    version

Identity Manager の評価ツール

Identity Manager には、インストールの情報を一覧表示および記録するための、次のユーティリティーが用意されています。

installed および inventory ユーティリティーにアクセスするには、次の手順を実行します。

  1. コマンドウィンドウを開き、$WSHOME/bin ディレクトリに移動します。

  2. プロンプトで、次のコマンドを実行します。

    ./lh assessment

  3. プロンプトで、次のいずれかのコマンドを入力します。

    • installed [ option] [option ]...

    • inventory [ option] [option ]...

次の表に、installed ユーティリティーと inventory ユーティリティーで使用できるオプションを示します。

installed ユーティリティーのオプション

オプション 

機能 

説明 

-h

ヘルプ 

使用法を表示します。 

-r

リリース 

インストールされているリリースだけを表示します。 

-p

パッチ 

インストールされているパッチだけを表示します。 

-s

サービスパック 

インストールされているサービスパックだけを表示します。 

-f

ホットフィックス 

インストールされているホットフィックスだけを表示します。 


注 –

必ず、すべてのサービスパックまたはパッチに関連するマニフェストファイルの名前を記録してください。たとえば、次のとおりです。


Identity_Manager_8_0_0_0_20080530.manifest

inventory ユーティリティーのオプション

オプション 

機能 

説明 

-a

追加 

追加されたファイルだけを表示します。 

-d

削除 

削除されたファイルだけを表示します。 

-h

ヘルプ 

使用法を表示します。 

-m

変更 

変更されたファイルだけを表示します。 

-u

変更なし 

変更されていないファイルだけを表示します。