Identity Manager のアップグレードパスに関する最新情報は、『Sun Identity Manager 8.1 リリースノート』の「アップグレードパスとサポートポリシー」を参照してください。
一般的には、テストのタイムフレーム中に利用できる最新のリリースの Identity Manager にアップグレードしてください。たとえば、現在 Version 7.1.1 でテスト中で、この Identity Manager のバージョンが、現在のテストサイクルを開始した時点で最新のリリースであったと想定します。ここで、次の新しい リリース (7.1.2) が 7 月 10 日に予定されていて、次のテストサイクルの開始日が 7 月 15 日に予定されているとします。この場合、次のテストサイクルを開始するときに、7.12 にアップグレードするように計画してください。
必ず、本稼働環境のプラットフォームが新しいバージョンの Identity Manager 製品をサポートすることを確認してください。サポートされていない場合は、Identity Manager アプリケーションをアップグレードする前に、各環境のプラットフォームを更新するよう計画してください。ターゲット環境をアップグレードする前に、本稼働プラットフォームに一致するように各ターゲット環境を再設定します。一般的には、各ターゲット環境で実行するアップグレード手順の一部として、プラットフォームを更新する必要があります。
現在の Identity Manager 製品のバージョンとターゲットとする Identity Manager のバージョンの両方が、更新されたプラットフォームをサポートする場合は、Identity Manager アプリケーションをアップグレードする前に、独立した変更としてプラットフォームを更新し、この変更を本稼働環境までプロモートすることができます。
Identity Manager の各フルリリースに含まれる標準アップグレードプロセスでは、通常、既存のインストールが以前のメジャーリリースの任意のバージョンからアップグレードされます。
アップグレードを計画している Identity Manager のターゲットバージョンに関するリリースノートを確認してください。リリースノートには、リリースに固有のアップグレードに関する注意事項が説明されています。また、補足ドキュメント、バグの修正、既知の問題なども説明されています。
設定とカスタマイズを検証して、これらの設定とカスタマイズに影響を与える可能性のある Identity Manager 製品の変更を確認してください。
現在のリリースにインストールされているホットフィックスを確認してください。各ホットフィックスに関連するバグ番号を検索し、ターゲットにする Identity Manager の新しいバージョンに必要なホットフィックスがすべて含まれていることをリリースノートで確認してください。
Sun の新しい「パッチプロセス」は、以前のホットフィックスプロセスに代わるものです。パッチプロセスは累積的であるため、個別の修正プログラムに伴う問題がほとんど発生しないと期待できます。パッチプロセスの導入により、実際のバグ番号によって修正をより簡単に追跡できるようになります。ただし、古いバージョンに対して行われた修正が、新しいバージョンではまだ提供されていないという場合もあります。現在使用している Identity Manager のバージョンでどのプロセスを採用しているかに関係なく、必要なバグ修正のすべてが新しいターゲットの Identity Manager IDE のバージョンに含まれていることを確認する必要があります。
Identity Manager アプリケーションを 1 レベルを超えて (つまり、現在のバージョンの次のメジャーバージョンよりも新しいバージョンに直接) アップグレードする場合は、「スキップレベルアップグレードの段階」を参照してください。この参照先では、この節で説明したタスクがスキップレベルアップグレードでどのように変更されるかを説明しています。