Identity Manager アプリケーションのアップグレード手順を準備していない場合は、アップグレード手順を作成する必要があります。
一般的に、アップグレード手順は次のように作成します。
補足的なドキュメントを含めることもできますが、アップグレード手順を実行する管理者は、明確に記述された完全で簡潔な指示を望みます。
「タスク 8: アップグレード手順の実行」で説明する手順の (全部ではなくとも) 大部分を含めます。
一般的に、アップグレード手順はそれぞれに固有の内容を含み、各環境で誰が何をする必要があるかを正確に記述します。たとえば、アップグレード手順には、各環境で管理者が実行する必要のある固有のコマンドと固有のパラメータ値を指定する必要があります。
補足的な手順を追加します。
たとえば、Identity Manager アプリケーションが外部アプリケーションと統合されていると、外部プロセスの停止と再起動が必要となる場合があります。また、Identity Manager アプリケーションやその他の影響を受けるアプリケーションをオフラインにする前に、ユーザーまたはシステムの担当者に通知する必要もあります。
ホスト名や接続情報などの特定のパラメータ値は環境ごとに異なります。ただし、アップグレード手順で実行するそれぞれの手順は、各環境で同じになるようにしてください。たとえば、テスト環境や品質管理環境では、アプリケーションのダウンタイムについて通知する相手がいない場合でも、それぞれの環境でこの手順をリハーサルしてください。
タイムテーブルを含める。
各手順にかかる時間を予測し、それぞれの手順で実際にかかった時間を記録します。品質管理環境での計測値は、本稼働環境でかかる時間を予想する上で特に重要です。