Sun Identity Manager 8.1 アップグレード

ProcedureUNIX プラットフォームで手動アップグレードを実行するには

サポートする UNIX プラットフォームで Identity Manager を手動でアップグレードするには、次のステップを実行します。

  1. アプリケーションサーバーと Gateway を停止します。.

  2. Identity Manager のデータベースを更新します。

  3. 環境を設定します。


    export ISPATH=Path-to-Install-Software export WSHOME=Path-to-Identity-Manager-Installation-or-Staging Directory 
    export TEMP=Path-to-Temporary-Directory
    
  4. 前処理を実行します。


    mkdir $TEMP
    cd $TEMP
    jar -xvf $ISPATH/idm.war \
    WEB-INF/lib/idm.jar WEB-INF/lib/idmcommon.jar
    CLASSPATH=$TEMP/WEB-INF/lib/idm.jar:\
    $TEMP/WEB-INF/lib/idmcommon.jar:
    java -classpath $CLASSPATH -Dwaveset.home=$WSHOME \
    com.waveset.install.UpgradePreProcess
  5. ソフトウェアをインストールします。


    cd $WSHOME
    jar -xvf $ISPATH/idm.war
  6. 後処理を実行します。


    java -classpath $CLASSPATH -Dwaveset.home=$WSHOME
      com.waveset.install.UpgradePostProcess

    注 –
    • アップグレードの後処理ステップは、個別の Java 仮想マシンで実行されます。このステップのデフォルトのヒープサイズは 1024 Mバイトです。 このステップでメモリ不足の例外が発生する場合は、ヒープサイズの最大値を高く設定してください。カスタム値を設定するには、—Xmx <heap size> の書式を使用して、JAVA_OPTS 環境変数を設定します。「heap size」は、2048m のような値です。たとえば、-Xmx2048m のように指定します。

    • インストーラは、デフォルトの Configurator アカウントの名前が変更されていたり、アカウントが削除されていたり、無効になっていたりするインストール環境に対してもアップグレードインストールをサポートしています。

      アップグレードの後処理で、 update.xml をインポートするために、インストーラはユーザー名とパスワードの入力を要求します。ユーザー名またはパスワードが正しく入力されない場合、正しいユーザー名またはパスワードを入力するように要求されます (最大 3 回)。このエラーは、インストーラのテキストボックスに表示されます。

      手動インストールの場合、 -U username -P password のフラグを指定して、認証情報を UpgradePostProcess 手続きに渡す必要があります。


  7. ディレクトリを $WSHOME/bin/solaris または $WSHOME/bin/linux に変更し、そのディレクトリ内のファイルを実行できるように、それらのファイルのアクセス権を設定します。

  8. ステージングディレクトリにインストールした場合は、アプリケーションサーバーへの配備用 .war ファイルを作成します。

  9. アプリケーションサーバーの作業ディレクトリから Identity Manager のファイルを削除します。