Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

Exchange Server 2007 の要件

Exchange Server 2007 では、Exchange Management Shell を使用した API のプロビジョニングのみがサポートされています。このシェルでは、ユーザーとサーバーを管理およびプロビジョニングするコマンド行インタフェースが提供されます。このシェルは Microsoft Windows PowerShell 上でビルドされます。

ゲートウェイは、Microsoft Windows 32 ビット版オペレーティングシステムで実行する必要があります。さらに、ゲートウェイマシン上に次のアイテムをインストールする必要があります。

これらの要件については、次の節で詳細に説明します。

Microsoft Exchange Server 2007「管理ツール」、32 ビット

Exchange 管理シェルは、Exchange 用の管理ツールの一部です。Microsoft では、本稼働環境で 32 ビット版の Exchange Server 2007 を実行することはサポートされていません。管理ツールには、「Exchange Server 2007 システム要件」に記述したような例外があります。

ゲートウェイマシンには、32 ビット版の管理ツールのみをインストールします。64 ビット版のオペレーティングシステム上に 32 ビット版のツールをインストール、または両方の版のツールをインストールすると、予測不能な動作が発生する可能性があります。

32 ビット版の管理ツールは、次の Microsoft Web サイトからダウンロードできます。

http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=82335

ダウンロードしてインストールするツールのバージョンは、残りの Exchange 環境にインストールされている Exchange Server 2007 バージョンと一致するようにしてください。

管理ツールのインストールを開始する前に、Microsoft Windows PowerShell 1.0 および Microsoft .NET 2.0 Framework がインストールされていることを確認してください。

インストールされている必要のあるパッケージは、次の 2 つです。

Microsoft Windows PowerShell 1.0

Exchange 管理ツールは、Microsoft PowerShell の拡張 (またはスナップイン) として実装されます。現在は、PowerShell version 1.0 のみがサポートされ、サーバーにはこれをインストールする必要があります。

http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=75790&clcid=0x09

PowerShell 環境では、メッセージのログがイベントビューアに記録されます。標準インストールされた PowerShell では、「PowerShell」と「Windows PowerShell」の 2 つのイベントログが作成されます。PowerShell イベントログは、ゲートウェイが PowerShell 実行時環境を作成するときに使用されます。書き込み操作がイベントログへの書き込みに失敗すると、PowerShell 環境は起動されず、ゲートウェイの PowerShell 関連のアクションは失敗します。この問題を防ぐには、イベントログを定期的に監視してクリーンアップするか、メッセージを上書きするように設定します。

Microsoft .NET 2.0

PowerShell を使用するには、Microsoft .NET 2.0 Framework をインストールする必要があります。この Framework はデフォルトでイントールされません。 次の場所にある Microsoft Download Center からインストールできます。

http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=0856EACB-4362-
4B0D-8EDD-AAB15C5E04F5