リソースをリソースアダプタに統合するには、次の PeopleSoft ツールを使用してください。
Application Designer。Identity Manager プロジェクトを構築および設定するには、このツールを使用します。
PeopleTools ブラウザベースアプリケーション。コンポーネントのインタフェース、ロール、およびユーザープロファイルを設定するには、このツールを使用します。
PeopleSoft を Identity Manager で使用できるように設定するには、次の手順に従います。
手順 1: 新しいプロジェクトを作成する
手順 2: Identity Manager オブジェクトを編集する
手順 3: プロジェクトを構築する
手順 4: audittrigger スクリプトを手動で実行する
手順 5: 選択したテーブルに対する監査を有効にする
手順 6: PeopleTools を設定する
手順 7: 監査ログを除去する
次の手順に従って、PeopleSoft Application Designer を使用して新しいプロジェクトを作成します。
Application Designer で「File」、「New」の順に選択して、新しいプロジェクトを作成します。次に、リストから「Project」を選択します。
保存を実行してプロジェクトに名前を付けます。「File」、「Save Project As...」の順に選択して、プロジェクトの一意の名前 (たとえば、IDM) を入力します。
「手順 2: Identity Manager オブジェクトを編集する」のタスクを実行して、プロジェクト内にオブジェクトを作成します。
Identity Manager プロジェクトには、次の種類のオブジェクトが含まれています。
これらのオブジェクトは、Application Designer 内で作成してください。次に、これらのオブジェクトについてそれぞれ詳しく説明します。
次のフィールドを作成します。
AUDIT_PROC_ORDER。フィールドタイプを「Character」に、長さを「20」に設定します。
AUDIT_PROC_END。フィールドタイプを「Character」に、長さを「20」に設定します。
AUDIT_PROC_DATE。フィールドタイプを「Date」に設定します。
次に、AUDIT_PROC_ORDER フィールドを作成するための手順について説明します。
「File」、「New...」、「Field」の順に選択します。
「Character」フィールドタイプを選択します。
フィールドの長さを 20 に設定します。
ラベル ID「AUDIT_PROC_ORDER」を割り当てます。
「File」、「Save」の順に選択して、フィールドを保存します。フィールドに、「AUDIT_PROC_ORDER」という名前を付けます。
「Insert」、「Current Definition」の順に選択して、フィールドをプロジェクトに追加します。
Application Designer 内で定義するレコードは、3 つ (ビューが 2 つ、テーブルが 1 つ) あります。次のレコードの説明は、一般的な実装を示しています 。レコードは、フィールドの追加や変更により、実装のニーズに合わせてカスタマイズできます。
AUDIT_EFFDT_LH ビュー
AUDIT_EFFDT_LH ビューは、PeopleSoft Active Sync リソースアダプタによってポーリングされます。Identity Manager は次のフィールドを使用して、まだ処理されていないイベントをクエリー検索します。
AUDIT_PROC_ORDER。このフィールドには、Key、Search Key、List Box Item、および From Search Field の各キーを指定してください。
AUDIT_PROC_END。このフィールドには、Key、Search Key、List Box Item、および Through Search Field の各フィールドを指定してください。
EMPLID および EMPL_RCD。これらは、Identity Manager のクエリーで従業員データを取得するために使用される、必須のキー以外のプロパティーです。
AUDIT_EFFDT_LH テーブルのほかのすべてのフィールドは、省略可能です。
次の表では、AUDIT_EFFDT_LH ビューの Use Display 特性について説明します。
フィールド名 |
タイプ |
キー |
順序 |
方向 |
検索 |
List |
システム |
デフォルト |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
AUDIT_PROC_ORDER |
Char |
キー |
1 |
昇順 |
あり |
あり |
なし | |
AUDIT_PROC_END |
Char |
キー |
昇順 |
あり |
あり |
なし | ||
AUDIT_STAMP |
DtTm |
なし |
なし |
なし | ||||
EFFDT |
Date |
なし |
なし |
なし |
%date |
|||
AUDIT_OPRID |
Char |
なし |
なし |
なし | ||||
AUDIT_ACTN |
Char |
なし |
なし |
なし | ||||
AUDIT_RECNAME |
Char |
なし |
なし |
なし | ||||
EMPLID |
Char |
なし |
なし |
なし |
”NEW’ |
|||
EMPL_RCD |
Nbr |
なし |
なし |
なし |
最後の監査エントリの情報は、以降の AUDIT_EFFDT_LH ビューの検索で使用 (および更新) される「lastProcessed」設定オブジェクトとして Identity Manager に格納されます。lastProcessed 設定オブジェクトは PeopleSoft Active Sync リソースアダプタによって保守されるため、レコードが 2 回以上処理されることはありません。
次の SQL コードは、AUDIT_EFFDT_LH ビューを生成するために使用します。
SELECT audit1.AUDIT_PROC_ORDER AS AUDIT_PROC_ORDER ,audit1.AUDIT_PROC_ORDER AS AUDIT_PROC_END ,audit1.AUDIT_STAMP AS AUDIT_STAMP ,audit1.EFFDT AS EFFDT ,audit1.AUDIT_OPRID AS AUDIT_OPRID ,audit1.AUDIT_ACTN AS AUDIT_ACTN ,audit1.AUDIT_RECNAME AS AUDIT_RECNAME ,audit1.EMPLID AS EMPLID ,CAST(audit1.EMPL_RCD AS INTEGER) AS EMPL_RCD FROM PS_AUDIT_PRS_DATA audit1 WHERE audit1.AUDIT_PROC_DATE <= %CurrentDateIn AND NOT EXISTS ( SELECT * FROM PS_AUDIT_PRS_DATA audit2 WHERE audit2.AUDIT_PROC_DATE <= %CurrentDateIn AND audit2.AUDIT_PROC_ORDER > audit1.AUDIT_PROC_ORDER AND (audit2.EMPLID = audit1.EMPLID AND audit2.EMPL_RCD = audit1.EMPL_RCD) );
この SQL コードサンプルの最後の行によって、有効な日付が設定されている操作は、その有効な日付が来るまで Identity Manager に表示されなくなります。
AUDIT_PRS_DATA テーブル
AUDIT_PRS_DATA テーブルには、次のフィールドが必要です。
AUDIT_PROC_ORDER。このフィールドには、Key、Search Key、List Box Item、および From Search field の各キーを指定してください。また、このフィールドを Required に設定して、PeopleSoft がデータベース列に NULL 以外の整合性制約を適用するようにしてください。
AUDIT_PROC_DATE。このフィールドには、Alternate Search Key と List Box Item を指定してください。また、このフィールドを Required に設定して、PeopleSoft がデータベース列に NULL 以外の整合性制約を適用するようにしてください。
EMPLID および EMPL_RCD。これらは、Identity Manager のクエリーで従業員データを取得するために使用される、必須のキー以外のプロパティーです。
AUDIT_PRS_DATA テーブルのほかのすべてのフィールドは、省略可能です。
次の表では、AUDIT_PRS_DATA ビューの Use Display 特性について説明します。
フィールド名 |
タイプ |
キー |
順序 |
方向 |
検索 |
List |
システム |
デフォルト |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
AUDIT_PROC_ORDER |
Char |
キー |
1 |
昇順 |
あり |
あり |
なし | |
AUDIT_PROC_DATE |
Date |
Alt |
昇順 |
なし |
なし |
なし | ||
AUDIT_STAMP |
DtTm |
なし |
なし |
なし |
%date |
|||
AUDIT_OPRID |
Char |
なし |
なし |
なし |
”ANON’ |
|||
AUDIT_ACTN |
Char |
なし |
なし |
なし |
”C’ |
|||
AUDIT_RECNAME |
Char |
なし |
なし |
なし |
”ANON’ |
|||
EMPLID |
Char |
なし |
なし |
なし |
”NEW’ |
|||
EFFDT |
Date |
なし |
なし |
なし |
%date |
|||
EMPL_RCD |
Nbr |
なし |
なし |
なし |
PERS_SRCH_LH ビュー
PERS_SRCH_LH ビューには、Key、Search Key、List Box Item の各キーが選択された EMPLID フィールドと EMPL_RCD フィールドを含める必要があります。ほかのすべてのフィールドは、Identity Manager と同期されるデータを提供します。Identity Manager のユーザーアカウントへのこれらのデータのマップは、PeopleSoft Active Sync フォームが行います。
次の表では、PERS_SRCH_LH ビューの Use Display 特性について説明します。
フィールド名 |
タイプ |
キー |
順序 |
方向 |
検索 |
List |
システム |
---|---|---|---|---|---|---|---|
EMPLID |
Char |
キー |
1 |
昇順 |
あり |
あり |
なし |
EMPL_RCD |
Nbr |
キー |
2 |
昇順 |
あり |
あり |
なし |
NAME |
Char |
なし |
あり |
なし |
|||
LAST_NAME_SRCH |
Char |
なし |
あり |
なし |
|||
SETID_DEPT |
Char |
なし |
あり |
なし |
|||
DEPTID |
Char |
なし |
あり |
なし |
|||
ADDRESS1 |
Char |
なし |
あり |
なし |
|||
EMPL_STATUS |
Char |
なし |
あり |
なし |
|||
FIRST_NAME |
Char |
なし |
あり |
なし |
|||
LAST_NAME |
Char |
なし |
あり |
なし |
|||
MIDDLE_NAME |
Char |
なし |
あり |
なし |
|||
REPORTS_TO |
Char |
なし |
あり |
なし |
|||
JOBCODE |
Char |
なし |
あり |
なし |
|||
COMPANY |
Char |
なし |
あり |
なし |
|||
NAME_INITIALS |
Char |
なし |
あり |
なし |
|||
COUNTRY |
Char |
なし |
あり |
なし |
|||
PHONE |
Char |
なし |
あり |
なし |
|||
CITY |
Char |
なし |
あり |
なし |
|||
STATE |
Char |
なし |
あり |
なし |
|||
POSTAL |
Char |
なし |
あり |
なし |
次の SQL コードは、PERS_SRCH_LH ビューを生成するために使用します。
なお、インストールメディアの peoplesoft/idm.zip ファイルには、次の SQL コードを複製した pers_srch_lh.sql という名前の SQL スクリプトファイルが含まれています。
SELECT P.EMPLID ,A.EMPL_RCD ,P.NAME ,P.LAST_NAME_SRCH ,A.SETID_DEPT ,A.DEPTID ,P.ADDRESS1 ,A.EMPL_STATUS ,P.FIRST_NAME ,P.LAST_NAME ,P.MIDDLE_NAME ,A.REPORTS_TO ,A.JOBCODE ,A.COMPANY ,P.NAME_INITIALS ,P.COUNTRY ,P.PHONE ,P.CITY ,P.STATE ,P.POSTAL FROM PS_Job A , PS_PERSONAL_DATA P WHERE A.EMPLID = P.EMPLID AND A.EffDt = ( SELECT MAX(C.EffDt) FROM PS_Job C WHERE C.EmplID = A.EmplID AND C.EMPL_RCD = A.EMPL_RCD AND C.EffDt <= %CurrentDateIn) AND A.EffSeq = ( SELECT MAX(D.EffSeq) FROM PS_Job D WHERE D.EmplID = A.EmplID AND D.EMPL_RCD = A.EMPL_RCD AND D.EffDt = A.EffDt)
WHERE 節は、指定した従業員 ID に対する現在の従業員レコードを返します。PeopleSoft では、1 人の従業員に対して複数のレコードが許可されており、それぞれに独自の有効日と有効シーケンスがあります。この節は、すでに有効である (有効日がすでに発生した) 有効日/有効シーケンスのすべてのペアの中で最新であるペアを持つレコードを返します。
この WHERE 節は、サンライズの日付が未来である従業員については NULL を返します。
Identity Manager プロジェクトでは、コンポーネントインタフェース専用の次のページも必要です。
LH_AUDIT_EFFDT
LH_EMPLOYEE_DATA
LH_AUDIT_EFFDT
LH_AUDIT_EFFDT ページには、AUDT_EFFDT_LH テーブルで定義されたフィールドが表示されます。このページは、PeopleSoft の GUI には表示されません。このため、フィールドの配置や順序は重要ではありません。
次の表に、LH_AUDIT_EFFDT ページの Use Display 特性を示します。すべての項目は、AUDT_EFFDT_LH レコードで定義されます。
ラベル |
タイプ |
フィールド |
---|---|---|
Unique order to process |
Edit Box |
AUDIT_PROC_ORDER |
EmplID |
Edit Box |
EMPLID |
Upper bound for search |
Edit Box |
AUDIT_PROC_END |
Empl Rcd Nbr |
Edit Box |
EMPL_RCD |
Date and Time Stamp |
Edit Box |
AUDIT_STAMP |
Effective Date |
Edit Box |
EFFDT |
User ID |
Edit Box |
AUDIT_OPRID |
Action |
Drop Down List |
AUDIT_ACTN |
Audit Record Name |
Edit Box |
AUDIT_RECNAME |
LH_EMPLOYEE_DATA
LH_EMPLOYEE_DATA ページは、PERS_SRCH_LH ビューで定義されたフィールド用のコンテナです。すべての項目は、PERS_SRCH_LH レコードで定義されます。
次の表では、LH_EMPLOYEE_DATA ページの Use Display 特性について説明します。
ラベル |
タイプ |
フィールド |
---|---|---|
EmplID |
Edit Box |
EMPLID |
名前 |
Edit Box |
NAME |
Last Name |
Edit Box |
LAST_NAME_SRCH |
Department SetID |
Edit Box |
SETID_DEPT |
Department |
Edit Box |
DEPTID |
Address Line 1 |
Edit Box |
ADDRESS1 |
Personnel Status |
Edit Box |
PER_STATUS |
Employee Status |
Edit Box |
EMPL_STATUS |
First Name |
Edit Box |
FIRST_NAME |
Last Name |
Edit Box |
LAST_NAME |
Middle Name |
Edit Box |
MIDDLE_NAME |
Reports To Position |
Edit Box |
REPORTS_TO |
Job Code |
Edit Box |
JOBCODE |
Company |
Edit Box |
COMPANY |
Name Initials |
Edit Box |
NAME_INITIALS |
Country |
Edit Box |
COUNTRY |
Telephone |
Edit Box |
PHONE |
City |
Edit Box |
CITY |
State |
Edit Box |
STATE |
Postal Code |
Edit Box |
POSTAL |
Empl Rcd Nbr |
Edit Box |
EMPL_RCD |
コンポーネントは、ページとメニューを橋渡しします。ページを作成したら、そのページをメニューやビジネスプロセスで使用するために 1 つ以上のコンポーネントに追加してください。
次のページごとに別個のコンポーネントを作成します。
LH_AUDIT_EFFDT
LH_EMPLOYEE_DATA
デフォルトのコンポーネント名は、LH_AUDIT_EFFDT および LH_EMPLOYEE_COMP です。
次に、LH_AUDIT_EFFDT フィールドを作成するための手順について説明します。
「File」、「New...」、「Component」の順に選択します。
「Insert」、「Page Into Component...」の順に選択します。名前を「LH_AUDIT_EFFDT」として指定します。
「File」、「Definition/Object Properties」の順に選択します。次に、「Use and Search Record AUDIT_EFFDT_LH」に移動します。
「Select File」、「Save」の順に選択して、コンポーネントに LH_AUDIT_EFFDT という名前を付けます。
コンポーネントインタフェースは、ほかのアプリケーション (Identity Manager など) からの同期アクセスのために PeopleSoft コンポーネントを公開する PeopleTools オブジェクトです。作成したコンポーネントごとに別個のコンポーネントインタフェースを作成します。コンポーネントインタフェースのデフォルト名は、LH_AUDIT_EFFDT_COMP_INTF および LH_EMPLOYEE_COMP_INTF です。これらの値は、Active Sync ウィザードの「Active Sync の一般設定」ページで変更できます。
次に、LH_AUDIT_EFFDT_COMP_INTF コンポーネントインタフェースを作成するための手順について説明します。
「File」、「New...」、「Component Interface」の順に選択します。
LH_AUDIT_EFFDT など、ソースコンポーネントを指定します。プロンプトが表示されたら、「Yes」を選択します。
「File」、「Save」の順に選択します。名前 LH_AUDIT_EFFDT_COMP_INTF を指定します。
この手順に従って、プロジェクトを構築し、データベースに PeopleSoft のビューやテーブルを作成します。
Application Designer を使用してプロジェクトを構築するには、次の手順に従います。
「Build」、「Project」の順に選択します。「Build」ダイアログが表示されます。
「Build Options」領域で、「Create Tables」オプションと「Create Views」オプションを選択します。「Build Execute Options」領域で、「Execute SQL now」オプションを選択します。
「Settings」をクリックします。「Build Settings」ダイアログが表示されます。
「Recreate table if it already exists」オプションが選択されていることを確認します。
「Logging」タブをクリックします。
「Logging Level」領域で、「Fatal errors, warnings and information messages」オプションを選択します。
「Logging Output」領域で、一意のログファイル名を入力します。
「OK」をクリックしてから「Build」をクリックし、プロジェクトを構築して、ビューとテーブルを作成します。
Application Designer に、次のような警告メッセージが表示される場合があります。
Potentially data destructive settings are active. Continue the build process?
「Yes」をクリックして構築処理を続行します。
プロジェクトのインポートと構築が終了したら、Application Designer でコンポーネントをテストしてください。PeopleSoft に含まれるプロジェクトインポート機能の信頼性は、リリースによって異なります。このため、オブジェクトの検証はとても重要です。
idm.zip ファイルには、audittrigger.oracle という名前の Oracle SQL スクリプトが含まれています。このスクリプトは、PS_AUDIT_PRS_DATA テーブルの AUDIT_PROC_DATE 列と AUDIT_PROC_ORDER 列を維持するのに必要なトリガーと処理を作成します。
audittrigger.oracle スクリプトは、Oracle 専用です。ほかのデータベースを使用する場合は、このスクリプトをそのデータベースで動作するように変換してください。
audittrigger.oracle スクリプトまたはそれに相当するものは、PeopleSoft プロジェクトを再構築するたびに実行してください。
Application Designer で、JOB テーブルと PERSONAL_DATA テーブル (場合によってはさらに POSITION_DATA テーブルと EMPLOYMENT テーブル) に対する監査を有効にします。これは、演算子と変更されたレコードの EMPLID を使用して簡単な略式レコードを書き込むレコードレベルの監査です。
Application Designer を起動します。
「File」、「Open」の順に選択して、「Open Object」ダイアログを表示します。
「Object type」メニューから「Record」を選択し、「Name」フィールドに「JOB」と入力します。
「Open」をクリックしてレコードを開きます。
「File」、「Properties」の順に選択してレコードのプロパティーを開き、「Use」タブをクリックします。
「Record Name」フィールドで、「AUDIT_PRS_DATA」を選択します。
「Audit Options」領域で、「Add」オプション、「Change」オプション、および「Delete」オプションを選択します。「Selective」オプションにはチェックマークを付けないでください。
PERSONAL_DATA テーブルおよびデータ同期のトリガーになるその他のテーブルについて、これらの手順を繰り返します。
詳細は、Application Designer のマニュアルの「Creating Record Definitions」を参照してください。
設定プロセスを完了するには、PeopleTools ブラウザベース GUI を使用して、アクセス権リストにコンポーネントインタフェースを割り当て、ロールを作成してそのロールにアクセス権リストを割り当て、ユーザープロファイルにそのロールを割り当ててください。これらのエンティティーについては、PeopleTools のマニュアルを参照してください。
コンポーネントインタフェースの使用を承認する必要があります。
PeopleTools ブラウザベース GUI にログインし、「Home」、「People Tools」、「Maintain Security」、「Use」、「Permission Lists」の順に移動します。Peoplesoft 9 の場合、このパスは「Home」、「People Tools」、「Security」、「Permissions & Roles」、「Permission List」の順になります。
「Add a New Value」リンクを選択し、値 (たとえば、LH_ALL) を入力します。
ページ上部のタブセクションの右矢印を「Component Interface」タブが表示されるまでクリックします。次に、「Component Interface」タブをクリックします。
テキストボックスに既存のコンポーネントインタフェース (たとえば、LH_AUDIT_EFFDT_COMP_INTF) を入力します。
「Edit」リンクをクリックして、「Component Interface Permissions」ページに移動します。
「Full Access」ボタンをクリックして、すべてのメソッドに対するフルアクセスを有効にするか、ドロップダウンメニューを使用して個々のメソッドに対するアクセスを割り当てます。「OK」をクリックして「Permission Lists」ページに戻ります。
「+ (プラス)」ボタンをクリックします。さらにテキストボックスが表示されます。
テキストボックスに、ほかの既存のコンポーネントインタフェース (たとえば、LH_EMPLOYEE_COMP_INTF) を入力します。
手順 5 および 6 を繰り返します。
変更を保存します。
「Home」「People Tools」、「Maintain Security」、「Use」、「Roles」の順に移動します。Peoplesoft 9 の場合、このパスは「Home」、「People Tools」、「Security」、「Permissions & Roles」、「Roles」の順になります。
「Add a New Value」リンクを選択し、値 (たとえば、LH_ROLE) を入力します。
「Permission Lists」タブをクリックします。
既存のアクセス権リスト (たとえば、LH_ALL) を入力します。
変更を保存します。
「Home」、「People Tools」、「Maintain Security」、「Use」、「User Profiles」の順に移動します。Peoplesoft 9 の場合、このパスは「Home」、「People Tools」、「Security」、「User Profiles」、「User Profiles」の順になります。
既存のユーザー ID を入力します。このユーザーは、Identity Manager の「リソースパラメータ」ページでユーザーとして指定できます。
新しいユーザーを作成することもできます。ユーザーアカウントの要件の詳細については、PeopleSoft のマニュアルを参照してください。
「Roles」タブを選択します。
「+ (プラス)」ボタンをクリックします。さらにテキストボックスが表示されます。
ロールの名前 (たとえば、LH_ROLE) を入力します。
変更を保存します。
Identity Manager は、監査ログから監査イベントを削除しません。PeopleSoft 管理者は、古い監査エントリを除去するタスクを設定する必要があります。このタスクは、未来の有効日を持つトランザクションを、Identity Manager が処理するまで維持する必要があります。つまり、AUDIT_PROC_DATE が未来であるエントリを除去してはいけません。
PeopleSoft コンポーネントリソースアダプタは、カスタムアダプタです。インストールプロセスを完了するには、次の手順を実行する必要があります。
psjoa.jar ファイルをインストールメディアから InstallDir\idm\WEB-INF\lib ディレクトリにコピーします。
この jar ファイルのバージョン番号は、PeopleSoft のバージョンと一致する必要があります。
このリソースを Identity Manager のリソースリストに追加するには、「管理するリソースの設定」ページの「カスタムリソース」セクションに次の値を追加する必要があります。
com.waveset.adapter.PeopleSoftComponentActiveSyncAdapter |
ここでは、PeopleSoft コンポーネントリソースアダプタの使用に関連する情報を提供します。 次のトピックがあります。
waveset.properties ファイルの sources.ResourceName .hosts プロパティーを使用して、Active Sync を使用してリソースの同期を行うクラスタ内のホストを選択できます。ResourceName は、リソースオブジェクトの名前に置き換えてください。
Active Sync ウィザードの「Active Sync の一般設定」ページで、「監査コンポーネントインタフェース名」と「従業員コンポーネントインタフェース名」を指定します。
ここでは、サポートされる接続と特権の要件について説明します。
Identity Manager は、Client Connection Toolkit (同期のみ) を使用してこのアダプタと通信します。
PeopleSoft に接続するユーザー名を、コンポーネントインタフェースにアクセスできる PeopleSoft ロールに割り当ててください。
次の表に、このアダプタのプロビジョニング機能の概要を示します。
機能 |
サポート状況 |
---|---|
アカウントの作成 |
なし |
アカウントの更新 |
なし |
アカウントの削除 |
なし |
アカウントの有効化/無効化 |
なし |
パスワードの更新 |
なし |
アカウントの名前の変更 |
なし |
パススルー認証 |
なし |
前アクションと後アクション |
なし |
データ読み込みメソッド |
Active Sync |
次の表に、PeopleSoft コンポーネント Active Sync アダプタアカウント属性に関する情報を示します。
リソースユーザー属性 |
mapName |
説明 |
---|---|---|
accountId |
EMPLID |
必須。 |
ACTION |
ACTION |
最大 3 文字のアクションコード |
ACTION_REASON |
ACTION_REASON |
最大 3 文字の理由コード |
AUDIT_ACTN |
AUDIT_ACTN |
システムが監査するアクションのタイプ (A= 追加、C= 変更、D= 削除)。 |
AUDIT_OPRID |
AUDIT_OPRID |
システムによる監査のトリガーを発生させたオペレータ |
AUDIT_STAMP |
AUDIT_STAMP |
日付と時刻のスタンプ |
AUDIT_RECNAME |
AUDIT_RECNAME |
システムが監査したレコードの名前 |
EFFSEQ |
EFFSEQ |
有効シーケンス |
EFFDT |
EFFDT |
有効日 |
Employee ID |
EMPL_ID |
ユーザーを一意に識別するために使用されるキーフィールド。 |
fullname |
NAME |
ユーザーのフルネーム。 |
firstname |
FIRST_NAME |
ユーザーの名。 |
lastname |
LAST_NAME |
ユーザーの姓。 |
Middle Name |
MIDDLE_NAME |
ユーザーのミドルネーム |
PS_PER_STATUS |
PER_STATUS |
担当者のステータス (従業員、非従業員など) |
PS_EMPL_STATUS (AS アダプタでのステータス) |
EMPL_STATUS |
従業員のステータス (アクティブ、保留、終了など) |
Home Address |
ADDRESS1 |
ユーザーの自宅住所 |
Department |
DEPTID |
ユーザーの部署 |
Manager |
REPORTS_TO |
ユーザーのマネージャー |
Job Title |
JOBCODE |
ユーザーの役職を識別するコード |
Initials |
NAME_INITIALS |
ユーザーのイニシャル |
Country |
COUNTRY |
3 文字の国コード |
Company |
COMPANY |
会社名 |
Home Phone |
PHONE |
ユーザーの自宅電話番号 |
Home City |
CITY |
ユーザーが居住する市 |
Home State |
STATE |
ユーザーが居住する州 |
Home Zip |
POSTAL |
ユーザーの自宅郵便番号 |
該当なし。
$accountId$
Identity Manager のデバッグページを使用して、次のクラスでトレースオプションを設定します。
com.waveset.adapter.PeopleSoftComponentActiveSyncAdapter