Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

ビジネスオブジェクトとビジネスコンポーネントの選択

デフォルトでは、Siebel CRM アダプタでのアカウントプロビジョニングには Employee Siebel ビジネスオブジェクトの Employee Siebel ビジネスコンポーネントが使用されます。ただし、アカウントプロビジョニングにどの Siebel ビジネスオブジェクトのどの Siebel ビジネスコンポーネントを使用するかを、アダプタに設定できます。


注 –

指定したビジネスオブジェクトに含まれるビジネスコンポーネントを指定してください。


Siebel Tools Client を使用して、ビジネスコンポーネントを検査し、プロビジョニングに使用可能な属性を確認できます。デフォルトのスキーママップには、デフォルトの Employee ビジネスコンポーネントで利用できる一般的な属性がいくつか含まれています。

Siebel 環境を管理するために属性の追加、削除、または変更が必要になることがあります。特に、デフォルト以外のビジネスオブジェクトやビジネスコンポーネントを使用するようにアダプタを設定した場合は、その可能性が高くなります。

次の手順は、Siebel Tools クライアントを使用して、Identity Manager が Siebel 環境に対してプロビジョニングできる属性を検索する基本的な方法を示します。

ProcedureSiebel 環境にプロビジョニングする属性を識別する

  1. Siebel Tools の Object Explorer を開きます。

  2. 「Business Component」アイコンをクリックします。

  3. スクロールダウンするか、またはクエリーを作成して、目的のビジネスコンポーネントを選択します。

  4. Object Explorer 内で「Fields」を選択します。

    そのビジネスコンポーネントで使用可能なフィールドのリストが表示されます。

    Object Explorer に表示されるフィールドの「Name」列の値は、通常、設定した Siebel CRM リソースのスキーママップ内の右側 (リソースユーザー属性) で使用されます。

    一般に、これらのフィールドはどれでもある程度まで管理できます。ただし、複数値フィールドや選択リストフィールドを管理する場合は、次に示すように、異なる形式でスキーママップの右側に指定してください。

    • 複数値フィールドの場合: 右側には field@@ keyAttr の形式を使用する必要があります。各表記の意味は次のとおりです。

      • field は、複数値フィールドの名前を表します。

      • keyAttr は、複数値リストの各項目を一意に識別するために使用する、関連付けられた複数値ビジネスコンポーネント内のフィールドの名前を表します。

        例: Position@@Name

      選択リストフィールドの場合: 右側には field!! keyAttr の形式を使用する必要があります。各表記の意味は次のとおりです。

      • field は、選択リストフィールドの名前を表します。

      • keyAttr は、選択リストの項目を一意に識別するために使用する、関連付けられた選択リストビジネスコンポーネント内のフィールドの名前を表します。

        例: Employee Organization!!名前