Windows 認証。この場合、SQL Server はすべての認証とセキュリティーに関して Windows のメカニズムを信頼します。ユーザーが SQL Server にアクセスすると、SQL Server はユーザーのネットワークセキュリティー属性からユーザーとパスワードの情報を取得します。ユーザーに Windows 内部から SQL Server へのアクセス権が許可されている場合、そのユーザーは SQL Server に自動的にログインします。アダプタに渡されるアカウント ID は、Domain \accountID の形式にする必要があります。Windows 認証では、パススルー認証はサポートされていません。
混合モード認証。このシナリオでは、Windows 認証と SQL Server 認証の両方が有効になります。ユーザーが信頼できない接続から指定されたログイン名とパスワードを使用して接続すると、SQL Server ログインアカウントが設定されているかどうか、および指定されたパスワードが以前に記録されたものと一致するかどうかを確認することにより、SQL Server はそれ自体で認証を行います。SQL Server にログインアカウントが設定されていない場合、認証は失敗し、ユーザーはエラーメッセージを受信します。
SQL Server リソースアダプタの Windows 認証モードを Microsoft SQL Server アダプタで設定できるのは、SQL Server サーバーインスタンスと同じ Windows セキュリティーおよび認証フレームワークに含まれる Windows マシンで Identity Manager サーバーが実行されている場合のみです。
JDBC ドライバでは、integratedSecurity 接続文字列プロパティーを使用して、Windows オペレーティングシステムにおけるタイプ 2 の統合認証の使用をサポートします。統合認証を使用するには、sqljdbc_auth.dll ファイルを JDBC ドライバがインストールされているコンピュータの Windows システムパス上のディレクトリにコピーします。
sqljdbc_auth.dll ファイルは、次の場所にインストールされます。
InstallationDirectory\sqljdbc_Version\Language\auth\
32 ビットプロセッサでは、x86 フォルダの sqljdbc_auth.dll ファイルを使用します。64 ビットプロセッサでは、x64 フォルダの sqljdbc_auth.dll ファイルを使用します。
詳細については、次の記事を参照してください。
http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/ms378428.aspx
SQL Server リソースアダプタは、次のシステムプロジージャーを使用してユーザーアカウントを管理します。
sp_addlogin、sp_droplogin
sp_addrole
sp_addrolemember、sp_droprolemember
sp_addsrvrolemember、sp_dropsrvrolemember
sp_grantdbaccess
sp_helplogins
sp_helprole
sp_helpuser
sp_helpsrvrolemember
sp_password
sp_revokedbaccess