Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

スクリプト

スクリプトゲートウェイアダプタは、ゲートウェイ上で実行するバッチファイルとしてアクションを実装します。これらのスクリプトは、スクリプトを実行するマシンにインストールされている Windows のバージョン上で実行されるように記述する必要があります。ゲートウェイを実行するアカウントと同じアカウントが、スクリプトも実行します。

スクリプトは、Windows の規則に従い、成功を示すリターンコード 0 で終了するようにしてください。0 以外のコード (スクリプトの作成者が定めた) を返すことは、操作が正しく完了しなかった可能性があるという意味になります。

スクリプトは、Windows の標準エラーや標準出力ストリームにテキストを出力できます。操作の種類、操作のコンテキスト、および失敗のタイプによっては、その操作の結果にテキストを表示することができます。

getUser および getAllUsers 操作では、このテキストは、各ユーザーの属性を特定するために標準出力ストリームで解析されます。

次のタイプの環境変数を、スクリプトにエクスポートできます。

次の例は、サンプルで生成される環境を示しています。

WSUSER_Email=testuser@waveset.com
WSUSER_First Name=JUnit
WSUSER_Full Name=JUnit TestUser
WSUSER_Last Name=TestUser
WSUSER_User ID=USER5647
WSUSER_ws_action_type=WindowsBatch
WSOBJ_ID=testuser
WSOBJ_NAME=testuser
WSRSRC_NAME=Scripted Gateway
WSRSRC_CLASS=com.waveset.adapter.ScriptedGatewayResourceAdapter
WSRSRC_Host=localhost
WSRSRC_List Objects Timeout=900000
WSRSRC_Request Timeout=30000
WSRSRC_TCP Port=9278
WSRSRC_connectionLimit=10

一般に、属性の値が NULL の場合は、対応する環境変数に長さが 0 の文字列が設定されるのではなく、その環境変数が省略されます。

スクリプトで使用可能な変数については、第 50 章リソースへのアクションの追加を参照してください。