Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

コネクタの設定と管理

ここでは、配備で使用可能なコネクタを一覧表示する方法、コネクタコードをダウンロードする方法、コネクタのインストール方法、およびコネクタサーバーを登録する方法を説明します。次のトピックを説明します。

Procedure使用可能なコネクタを一覧表示する

このリリースでは、Identity Manager に Active Directory および SPML2 リソース用のコネクタが用意されています。これらのコネクタの詳細は、第 57 章Active Directory コネクタおよび第 58 章SPML コネクタを参照してください。

  1. Identity Manager 管理インタフェースに、Resource Administrator 機能を持つ管理者としてログインします。

  2. 「リソース」、「Resource Type Actions」、「管理するリソースの設定」の順に選択します。「Resource Connectors」領域に、Identity Manager で現在認識されているすべてのコネクタが表示されます。

コネクタのダウンロード

&Product_IDMgr がサポートするアイデンティティーコネクタは、https://identityconnectors.dev.java.net から追加ダウンロードできます。

Java コネクタのダウンロード

Identity Manager がサポートする Java コネクタは、1 つの JAR ファイルと 1 つの ZIP ファイルとして配布されます。ダウンロードするには、次の操作が必要です。

詳細は、「Java コネクタをインストールする」を参照してください。

.NET コネクタのダウンロード

Identity Manager がサポートする .NET コネクタは、2 つの ZIP ファイルとして配布されます。次の操作が必要です。

詳細は、「.NET コネクタのインストール」を参照してください。

Java コネクタのインストール

ProcedureJava コネクタをインストールする

Java コネクタは、1 つの JAR ファイルと 1 つの ZIP ファイルとして配信されます。

  1. Identity Manager Web アプリケーションを停止します。

  2. コネクタの JAR ファイルを、Identity Manager Web アプリケーションの WEB-INF/bundles ディレクトリにコピーします。

  3. コネクタの ZIP ファイルを、Identity Manager Web アプリケーションのディレクトリに展開します。

  4. Identity Manager Web アプリケーションを起動し、コネクタに固有のインストール手順に従います。

    これで、新しくインストールした Java コネクタが Identity Manager に認識されます。Identity Manager 管理者インタフェースに、Resource Administrator 機能を持つ管理者としてログインします。「リソース」、「Resource Type Actions」、「管理するリソースの設定」の順に選択し、新しい Java コネクタが一覧に表示されていることを確認します (LOCAL コネクタサーバーが関連付けらていれます)。

  5. (省略可能) 新しいコネクタを使用する前に、1 つ以上の Exchange ファイルのインポートが必要となる場合があります。

.NET コネクタのインストール

.NET コネクタを正常にインストールするには、次の手順が必要です。

.NET の ZIP ファイルをインストールする前に、.NET コネクタサーバーをインストールして登録する必要があります。コネクタサーバーは 1 つまたは複数の .NET バンドルを管理し、Identity Manager と .NET バンドル間に送信される要求を処理します。.NET コネクタサーバーは、Identity Manager ゲートウェイに似ています。詳細は、次を参照してください。

Procedure.NET コネクタの実行可能 ZIP ファイルをインストールする

.NET コネクタバンドルは、2 つの ZIP ファイルとして配信されます。


注 –

.NET コネクタの実行可能 ZIP ファイルをインストールする前に、.NET コネクタサーバーをインストールする必要があります。


.NET コネクタの実行可能 ZIP ファイルをインストールするには、次の手順に従います。

  1. コネクタサーバーがすでにインストールされて実行中の場合は、Connector Server サービスを停止します。

  2. ZIP ファイルをコネクタサーバーのインストールディレクトリに展開します。

  3. Connector Server サービスを起動します。コネクタサーバーが Identity Manager でまだ宣言されていない場合は、「コネクタサーバーを登録する」を参照してください。

Procedure.NET コネクタの Identity Manager ZIP ファイルをインストールする

  1. Identity Manager Web アプリケーションを停止します。

  2. コネクタの ZIP ファイルを、Identity Manager Web アプリケーションのディレクトリに展開し、Identity Manager を再起動します。

  3. コネクタに固有のインストール手順に従います。

  4. (省略可能) 新しいコネクタを使用する前に、1 つ以上の Exchange ファイルのインポートが必要となる場合があります。

    この手順のあと、新しい .NET コネクタが Identity Manager に認識されるようになります。これを確認するには、Identity Manager 管理者インタフェースに、Resource Administrator 機能を持つ管理者としてログインします。「リソース」、「Resource Type Actions」、「管理するリソースの設定」の順に選択して、表に .NET コネクタが適切なコネクタサーバーとともに表示されることを確認します。

.NET コネクタサーバーのインストール

Identity Manager から .NET コネクタを使用する場合は、.NET コネクタサーバーをインストールして実行します。コネクタサーバーは 1 つまたは複数の .NET バンドルを管理し、Identity Manager と .NET バンドル間に送信される要求を処理します。.NET コネクタサーバーは、Identity Manager ゲートウェイに似ています。ただし、.NET コネクタサーバーは (コネクタを追加して) 簡単に拡張可能であり、コードが .NET で記述されている点が異なります。

コネクタサーバーを実行するマシンの最小の要件は、次のとおりです。

コネクタサーバーを Windows ホストにインストールするには、https://identityconnectors.dev.java.net にある、コネクタサーバーのインストールに関する注意事項を参照してください。あとで使用するために、コネクタサーバーのインストールに関する次の情報を記録する必要があります。

新しくインストールしたコネクタサーバーを Identity Manager で宣言する方法については、「コネクタサーバーを登録する」を参照してください。

Procedureコネクタサーバーを登録する

各 .NET コネクタサーバーと通信するために必要な接続情報を、Identity Manager 内で宣言する必要があります。この接続情報が正しく宣言されていないと、Identity Manager は .NET コネクタサーバー内に配備された .NET コネクタにアクセスできません。

  1. Identity Manager に、Resource Administrator 機能を持つ管理者としてログオンします。

  2. 「設定」、「Connector Servers」の順に選択します。

  3. 「Connector Servers Definition」ページで、「新規」をクリックします。

  4. 「New Connector Server」で、必要なフィールドに入力します。各フィールドについては、オンラインヘルプを参照してください。

  5. 「保存」をクリックします。Identity Manager がリモートコネクタサーバーと正常に通信できる場合は、新しいコネクタサーバー定義の「ステータス」列に「使用可能」と表示されます。