Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

Procedure実行時に、アダプタは次の処理を行います。

  1. 現在のプロビジョニングアクションに対応する ResourceAction から Javascript を読み込む。

  2. 必要な Java 入力オブジェクトを Javascript で利用できるように準備する。

  3. Javascript を起動する。

  4. Javascript から返された結果 (または例外やエラー) を処理する。

    $WSHOME/sample/ScriptedHost/ScreenSampleActions.xml ファイルには、理論上のスクリーンベースのホストアプリケーションにユーザーをプロビジョニングするのに使用できる、リソースアクション定義のサンプルセットが格納されています。それらの定義を、アプリケーションに合わせてカスタマイズする必要があります。

    スクリプトホストアダプタは、次のプロビジョニングアクションに関するエンドユーザーのスクリプティングをサポートします。

    アクション

    説明

    必須であるか

    create 

    新しいユーザーを作成します。 

    省略可能。 ただし、指定されていない場合は、ユーザーを作成できません。 

    delete 

    既存のユーザーを削除します。 

    省略可能。 ただし、指定されていない場合は、ユーザーを削除できません。 

    disable 

    既存のユーザーを無効にします。 

    省略可能。 ただし、指定されていない場合は、ユーザーを無効にできません。 

    enable 

    既存のユーザーを有効にします。 

    省略可能。 ただし、指定されていない場合は、ユーザーを有効にできません。 

    getAccountIterator 

    既存ユーザーの繰り返しの実行に使用されるオブジェクトを返します。 

    省略可能。 ただし、getAccountIterator も listAll も指定されていない場合は、アカウントの反復処理を実行できません。 

    getUser 

    既存ユーザーの属性を取得します。 

    はい。 

    login 

    アプリケーションにログインします。 

    はい。 

    logoff 

    アプリケーションからログオフします。 

    はい。 

    listAll 

    既存ユーザー ID のリストを返します。 

    省略可能。 ただし、getAccountIterator も listAll も指定されていない場合は、アカウントの反復処理を実行できません。 

    update 

    既存ユーザーの属性を更新します。 

    省略可能。 ただし、指定されていない場合は、ユーザーを更新できません。 

    どのアクションスクリプトも、java.util.Map クラスで定義されているように、actionContext マップを受け取ります。マップに格納できる内容は、アクションごとに異なります。次のそれぞれの節では、各アクションについ説明し、そのアクションに関する次の情報を示します。

    • コンテキスト。スクリプトの実行前にアダプタが Javascript 実行コンテキストに追加する actionContext マップで使用できる、一連のエントリについて説明します。

    • エラー処理。異常やエラーの状況を、スクリプトがどのように処理するかを説明します。

    前の表に示されたアクションの詳細については、次の各項を参照してください。