同期はバックグラウンドタスクであるため、Active Sync アダプタ設定によってはサーバーのパフォーマンスが影響を受ける可能性があります。
Active Sync アダプタの管理には、「リソース」リストを使用します。Active Sync アダプタを選択し、「リソースアクション」リストの「同期」セクションから処理を制御する実行、停止、ステータス更新を利用してください。
Active Sync アダプタのパフォーマンスを向上するには、次のとおり実行します。
実行中の動作の種類に応じて、ポーリング間隔を評価して調節します。
ポーリング間隔は、Active Sync アダプタが新しい情報の処理を開始する時期を決定します。たとえば、アダプタがデータベースから多数のユーザーのリストを読み込み、毎回 Identity Manager の全ユーザーを更新する場合、この処理を毎日早朝に実行することを検討してください。アダプタによっては処理する新しい項目を即座に検索するため、毎分実行するよう設定できるかもしれません。
リソースの同期ファイルを編集し、アダプタの実行先ホストを指定します。
多くのメモリーと CPU サイクルを必要とする Active Sync アダプタを専用サーバーで実行するように設定すると、システムの負荷を分散させることができます。
適切な管理者権限があれば、Active Sync リソースを変更して Active Sync アダプタを無効にしたり、手動または自動的に開始したりできます。
アダプタを自動に設定すると、アプリケーションサーバーを起動したときにアダプタが再起動します。アダプタを開始すると、アダプタは指定のポーリング間隔で即座に実行されます。アダプタを終了すると、次回アダプタが終了フラグを調べたときに終了します。
同期ログから取り込まれた詳細レベルを調節します。
同期ログは、現在処理中のリソースに関する情報を取り込みます。それぞれのリソースには、独自のログファイル、パス、およびログレベルがあります。アダプタログから取り込まれる詳細の量は、指定したログレベルに応じて変わります。この値は、該当するユーザータイプ (Identity Manager または サービスプロバイダ) の「同期ポリシー」の「ログ設定」セクションから指定します。