Java Monitoring and Management Console (JConsole) は、Java Management Extension (JMX) テクノロジ対応のグラフィカル管理ツールで、JDK 5 以降に同梱されています。JConsole は実行中の JVM に接続し、接続している JMX エージェントの JVM MBeans から情報を収集します。
具体的に JConsole で実行できるタスクは、次のとおりです。
低位アドレスメモリーとデッドロックの検出
JConsole は、メモリーシステム、メモリープール、および MBeans ガベージコレクタにアクセスして、メモリー消費量、メモリープール、ガベージコレクション統計などのメモリー使用量に関する情報を表示します。
ガベージコレクションの有効化または無効化
冗長トレースの有効化または無効化
ローカルおよびリモートアプリケーションの監視
現在のヒープメモリー使用量、ヒープ以外のメモリー使用量、ファイナライズに保留されているオブジェクト数など、MBeans の監視と管理を行います。
パフォーマンス、リソース消費量、およびサーバー統計に関する情報を表示
JVM と監視した値、アプリケーションで実行中のスレッド、および読み込まれたクラスに関する概要を表示
オペレーティングシステムリソース (Sun のプラットフォーム拡張) に関する情報を表示。次のようなものがあります。
CPU プロセス時間
利用可能な物理メモリーの総容量と空き容量
確定した仮想メモリー量 (プロセスの実行に確実に利用できる仮想メモリー量)
利用可能なスワップ領域の総容量と空き容量
オープンファイルの記述数 (UNIX® のみ)
JConsole を使用した Java プラットフォーム上のアプリケーション監視の詳細は、「JConsole を使用したアプリケーション監視」という Sun Developer Network (SDN) 記事を参照してください。次の URL から入手できます。
http://java.sun.com/developer/technicalArticles/J2SE/jconsole.html
Identity Manager には、次の点に関する情報を提供する JMX MBeans がいくつか搭載されています。
Identity Manager Server Cluster
データエクスポータ
スケジューラ