Identity Manager を使用すると、Java Management Extensions (JMXTM) を使用して、所定のリソースアダプタの操作における操作上の統計を取り込み表示することができます。このデータは、システム状態とレポートを監視するなど、診断と予測に使用できます。
この統計データには、次の情報が含まれています。
動作が実行された回数
操作の最小期間、最大期間、平均期間
オブジェクト |
監視対象となった動作 |
---|---|
アカウントの場合 |
|
動作の場合 |
Run |
その他オブジェクトの場合 |
|
JMX は、サーバー別のリソースアダプタごとに MBeans を作成して、これらの Beans を次のパターンに一致する名前で登録します。
serverName=server name, resourceAdapterType=Resource Adapter Type, resourceAdapterName=Resource Adapter Name |
Identity Manager は、正常に完了したかエラーで完了したか、完了した処理のすべてに統計を記録します。ただし Identity Manager は、例外を投げる処理など未完成の処理の統計は記録しません。
excludes の設定方法は、次のとおりです。
管理者インタフェースから、「設定」->「サーバー」の順に選択します。
「サーバーの設定」ページで、次のいずれかのタスクを実行します。
サーバーのデフォルト設定を編集するには、「サーバーのデフォルト設定の編集」ボタンをクリックします。
サーバーのポリシーを編集するには、そのサーバーのリンクをクリックします。
リソース監視を有効にするには、「JMX」タブをクリックして「JMX リソースアダプタモニターの有効化」ボックスを有効にします。
特定のリソースを除外するには、「JJMX リソースアダプタモニターの対象外」リストに正規表現を追加します。
特定動作の監視を除外するには、「JMX リソースアダプタモニター操作の対象外」リストに正規表現を追加します。
どの excludes も、正規表現を使用します。特定リソースを除外した場合、JMX はリソース名だけで照合します。たとえば次の名前のアダプタがある場合は、
resource1 resource2 resource3 resource10 resource11 |
次のパターンを指定します。
.*1$ |
つまり、何かが 1 (1$) で終わるまで、0 以上の任意の文字 (.*) にマッチします。JMX は、resource1 と resource11 を除外します。
処理の場合も、手順は同様です。処理に次の名前が付いている場合は、パターンがこの名前に一致する必要があります。
ACCOUNT_CREATE ACCOUNT_UPDATE ACCOUNT_DELETE ACCOUNT_GET ACCOUNT_AUTHENTICATE OBJECT_CREATE OBJECT_UPDATE OBJECT_DELETE OBJECT_GET OBJECT_LIST ACTION_RUN |
たとえば、^ACCOUNT.* パターンは ACCOUNT で始まるすべての処理を除外します。または、このパターンを使用すると updates と deletes が除外されます。
.*UPDATE$ .*DELETE$ |
JMX の設定方法と使用法の詳細は、『『Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド』』の「JMX 監視の設定」 および 『Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド』の「JMX パブリッシャータイプ」を参照してください。