Sun Identity Manager 8.1 システム管理者ガイド

調整のトレース

調整タスクに問題がある場合は、com.waveset.task.Reconciler に標準のトレース機能を使用して、調整サーバーをトレースします。

トレースを有効にするには、次のうちいずれかの方法を使用します。

有用なデバッグ情報を表示するには、記載されているメソッド/クラスのトレースレベルで「System Settings 」ページからトレースして、次の調整メソッドをトレースすることもできます。

表 5–4 トレース対象となる調整メソッド/クラス

トレース対象となる com.waveset.recon.メソッド/クラス

実行すべきトレースレベル 

表示対象 

ReconTask$WorkerThread#reconcileAccount

調整されている個々のアカウント 

ReconTask$WorkerThread#performResponse

応答中の個々のアカウントとユーザー 

ReconUtil#deleteAccountIndex

アカウントインデックスから削除対象となるユーザー情報。 

UserContext#aquireRepoLock

更新にロックされているユーザー。 

UserContext#releaseRepoLock

ユーザー。リポジトリでロック解除されているユーザー。 

ReconUtil#deleteAccountIndex

アカウントインデックスから削除対象となるユーザー情報。 

UserContext#aquireRepoLock

更新にロックされているユーザー。 

ReconTask$WorkerThread#failUserExamination

エラーで失敗した、すべてのユーザー検査要求 

ReconTask$WorkerThread#failUserResponses

エラーで失敗した、すべてのユーザー応答要求 

UserContext#releaseRepoLock

ユーザー。リポジトリでロック解除されているユーザー。 

ReconTask$ResourceThread#examineResource

リソースから読み込まれたアカウント数。 

ReconTask$ResourceThread#queueAccountReconciles

accountId accountGUIDaccountDisabled など、リソースから読み込まれた各アカウントの情報

ReconTask$ResourceThread#examineLighthouse

キューに入れられた調整済みリソースにアカウントを所有するために使用する Identity Manager ユーザークレーム数。 

ReconTask$WorkerThread#findClaimants

リソースのアカウントを要求するすべての Identity Manager ユーザー。 

ReconTask$WorkerThread#confirmPossibleOwners

リソースアカウントのすべての確定済み所有者のリスト。 

ReconTask$WorkerThread#applyResponse

適用されている応答リスト。 

AccountContext#processAttributeWorkflow

属性変更ワークフロー開始中の、属性変更内容と、フォーマット済み変更内容。 

ReconUtil#getRuleState

ルール処理中の、ユーザー属性を示したフルユーザービュー。 

ReconUtil#evaluateCorrelationRule

相互規則の状態の値と、検査の結果。 

ReconUtil#confirmPotentialOwners

確定ルールを使用して確定されたユーザーのリスト。 

ReconUtil#getIfExistsAccountIndexEntry

指定したエントリに対するアカウントインデックスの検査に関する情報の出力。 

ReconUtil#launchWorkflow

開始時のタスクインスタンスとタスク定義情報。 

ReconUtil#indexFoundAccount

存在が判明しているアカウントのインデックスの作成中または更新中に記録されたアカウントと状況。 

ReconUtil#indexMissingAccount

存在が判明していないアカウントのインデックスの作成中または更新中に記録されたアカウントと状況。 

ReconUtil#listAccountsIndexSaysExist

インデックスに存在が表示されているアカウント情報。 

ReconTask$ResourceThreadwaitForLighthouseWorkItems#

Identity Manager ユーザー検査プロセス中に、キューに入れられ処理されたユーザー数。 

ReconTask$ResourceThread#waitForReconcileWorkItems

指定リソースのキューに入れられ処理された調整と応答数。 

ReconTask$WorkerThread#correlateUsers

相互に関係するユーザーまたは確定ユーザーのリスト。 

ReconTask$WorkerThread#respondOrRequeue

アカウントに対し、前の応答メソッドの処理に問題があれば示されるエラーメッセージ。 

Response#perform

修正が行われる前と行われた後のユーザー、応答、およびユーザーのリソース情報 XML。 

Response#perform

ユーザーの応答アクションの概要。 

Response#createNewUserFromAccount

ユーザーの応答アクションの全詳細。 

ReconUtil#evaluateConfirmationRule

確定規則の状態の値と、検査の結果。 

ReconUtil#getCorrelatedUsers

指定ルールの結果に一致する相互関係ユーザーのリスト。 


注 –

トレースレベルが高いほど、トレースファイルが大きくなります。また、これらのすべてのメソッドを同時にトレースすると、非常に大きなトレースファイルが作成されます。

トラブルシューティングが完了したら、exception.trace キー値を false に設定し直してトレースを無効にしてください。