ここでは、低位アドレスメモリー状態の調査に使用できる次のツールについて説明します。
Identity Manager のデバッグページにアクセスして操作を実行するには、デバッグ機能が必要です。管理者とコンフィギュレータには、デフォルトでこの機能が割り当てられています。
デバッグ機能がない場合は、エラーメッセージが表示されます。
次の Identity Manager デバッグページを管理者インタフェースから開いて、システムで使用中のメモリー量を監視することができます。
ホスト接続プールページ (debug/Show_ConnectionPools.jsp)。 (データソースを使用していない場合に) 接続プール統計概要を表示します。プールのバージョン、接続の作成回数、アクティブ数、プール内にある接続数、プールから処理された要求数、切断された接続数などがあります。
このホスト接続プールページは、ゲートウェイへの接続管理に使用された接続プールの概要を表示する際にも使用できます。この情報を使用して、低位アドレスメモリー状態を調べられます。
消去されたキャッシュの一覧表示 (debug/Clear_XMLParser_Cache.jsp )。 最近使用した XML パーサーのキャッシュを消去します。
非公開収集プール ( debug/Show_JDBC.jsp)。 リポジトリと一部のリソースアダプタで使用されている Java DataBase Connectivity (JDBCTM) 接続のキャッシュ概要を表示します。
「System Memory Summary」ページ ( debug/Show_Memory.jsp)。 システム内の使用中メモリーと総メモリーを表示します。直前に使用されたメモリー値を取得するには、「Garbage Collect」ボタンをクリックする必要があります。
「System Memory Summary」ページ ( debug/Show_Memory2.jsp)。 更新された Show_Memory.jsp ページを表示します。ここから、ヒープ使用量を調査できるように JVM にある未使用メモリーをすべて消去することができます。
ユーザーセッションプールの消去 ( Clear_User_Cache.jsp)。 最近ログインしたユーザーのキャッシュ済みセッションを消去します。
フラッシュされて消去された XML リソースアダプタキャッシュ (Clear_XMLResourceAdapter_Cache.jsp)。 テスト XML リソースアダプタのキャッシュを消去します。
低位アドレスメモリーとデッドロックを検出するには、Java Monitoring and Management Console (JConsole) を使用します。JConsole とは、Java Management Extension (JMXTM) 技術に対応したグラフィカル管理ツールで、JDK 5 (以降) に同梱されています。
JConsole は、メモリーシステム、メモリープール、MBeans ガベージコレクタにアクセスして、メモリー消費量などのメモリー使用量、メモリープール、およびガベージコレクション統計についての情報を表示します。JConsole を使用すると、現在のヒープメモリー使用とヒープメモリー使用以外を調べるために MBeans を監視することもできます。
Java プラットフォームで実行するアプリケーションを JConsole を使用して監視する方法については、「JConsole を使用したアプリケーションの監視」を参照してください。 このドキュメントは、次の URL から入手できます。
http://java.sun.com/developer/technicalArticles/J2SE/jconsole.html