Sun Identity Manager 8.1 システム管理者ガイド

ロードバランサ使用時のログの設定

x-Forwarded-For HTTP 要求ヘッダーに記載されているクライアント IP アドレスを、自動的にログに記録するように Identity Manager を設定することができます。これは、ロードバランサや HTTP プロキシを経由しても Web サーバーの接続先クライアントの発信 IP アドレスを特定できる標準ヘッダーです。必要に応じて、カスタム HTTP ヘッダーを使用するように Identity Manager を設定することも可能です。

    カスタム HTTP 要求ヘッダーに記載されている IP アドレスを Identity Manager でログに記録するには、次の項目を実行します。

  1. テキストエディタで Waveset.properties を開きます。

  2. client.headerIPVariable= を検索し、この行のコメントを解除します。

  3. 代わりに Identity Manager で使用する HTTP 要求ヘッダー名を入力します。

    または、プロパティに =0 を設定すれば、この機能を無効にすることができます。

  4. Waveset.properties を保存します。

  5. Identity Manager を再起動します。


注 –

この設定は、監査ログとシステムログの両方に適用することができます。


Identity Manager で自動的にクライアント IP アドレスをログに記録しない場合は、Waveset.properties ファイル内の client.headerIPVariable のコメントを解除すれば、この機能を無効にできます。