list コマンドと get コマンドでドット表記名を使用する場合は、基本として次の内容が前提となります。
list サブコマンドにドット表記名を指定する場合、ドット表記名のあとにワイルドカード (*) を指定しないと、現在のノードの直接の子だけが一覧表示されます。たとえば、次のサブコマンドは server ノードに属する直接の子をすべて表示します。
list --monitor server
list サブコマンドにドット表記名を指定する場合、ドット表記名の後ろに .* の形式のワイルドカードを指定すると、指定したノードから子ノードの階層ツリーが一覧表示されます。たとえば、次のサブコマンドは applications ノード以下のすべての子ノードを、それぞれの子ノードも含めてすべて表示します。
list --monitor server.applications.*
list サブコマンドにドット表記名を指定する場合、ドット表記名の前または後ろに、*dottedname、dotted * name、または dottedname * の形式のワイルドカードを指定すると、指定したマッチングパターンで表される正規表現に一致する、すべてのノードとその子ノードが一覧表示されます。
get サブコマンドのあとに .* または * を指定すると、指定したノードに含まれる属性とその値のセットが取得されます。
例として、list および get サブコマンドに resources ノードのドット表記名を使用した場合の出力を、次の表に示します。
表 8–4 リソースレベルのドット表記名の例
サブコマンド |
ドット表記名 |
出力 |
---|---|---|
list --monitor |
server.resources |
プール名の一覧。 |
list --monitor |
server.resources.connection-pool1 |
属性は表示されず、代わりに「get --monitor サブコマンドを使用して、このノードの属性と値を表示してください」というメッセージが表示されます。 |
get --monitor |
server.resources.connection-pool1.* |
接続プールの属性に対応した属性と値のリスト。 |
ドット表記名の詳細は、dotted-names(5ASC) のマニュアルページを参照してください。