コネクタモジュールを配備すると、これにコネクタ接続プールを作成できるようになります。
ここでは、以下のトピックに関して説明します。
配備したコネクタモジュールにコネクタ接続プールを作成するには、リモートモードで create-connector-connection-pool サブコマンドを使用します。コネクタ接続プールを構築する際に、その EIS に固有の所定データを入力するよう求められます。必須の --connectiondefintion オプションの値が、EIS 情報となります。
複数のコネクタリソースで 1 つの接続プールを指定できます。
コネクタ接続プールの作成は動的イベントで、サーバーの再起動は求められません。ただし、パラメータの中には、サーバーの再起動を求めるものもあります。「サーバーの再起動が必要な構成の変更」を参照してください。
コネクタ接続プールを作成する前に、コネクタをインストールしておいてください。
サーバーが実行されていることを確認します。
リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。
create-connector-connection-pool(1) サブコマンドを使用して、コネクタ接続プールを作成します。
このサブコマンドのプロパティーについては、このマニュアルページに記載されています。
(省略可能) 必要な場合は、サーバーを再起動します。
プロパティーの中には、サーバーの再起動を求めるものもあります。「サーバーの再起動が必要な構成の変更」を参照してください。サーバーを再起動する必要がある場合は、「ドメインの再起動」を参照してください。
(省略可能) 接続プールが使用可能であることを確認するには、ping-connection-pool サブコマンドを使用します。
手順については、「接続プールと通信する (ping を実行する)」を参照してください。
この例では、javax.jms.QueueConnectionFactory コネクタモジュールに jms/qConnPool プールを新規作成します。
asadmin> create-connector-connection-pool --steadypoolsize 20 --maxpoolsize 100 --poolresize 2 --maxwait 60000 --raname jmsra --connectiondefinition javax.jms.QueueConnectionFactory jms/qConnPool Command create-connector-connection-pool executed successfully |
コマンド行に asadmin help create-connector-connection-pool と 入力して、サブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。
作成済みのプールを一覧表示するには、リモートモードで list-connector-connection-pools サブコマンドを使用します。
サーバーが実行されていることを確認します。
リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。
list-connector-connection-pools(1) サブコマンドを使用して、コネクタ接続プールを一覧表示します。
この例では、既存のコネクタ接続プールを一覧表示します。
asadmin> list-connector-connection-pools jms/qConnPool Command list-connector-connection-pools executed successfully |
コマンド行に asadmin help list-connector-connection-pools と 入力して、このサブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。
リモートモードで接続プールにこれらのタスクを実行するには、ping-connection-pool または flush-connection-pool サブコマンドを使用します。手順については、「接続プールと通信する (ping を実行する)」または「接続プールをリセット (フラッシュ) する」を参照してください。
サーバーが実行されていることを確認します。
リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。
flush-connection-pool(1) サブコマンド、または ping-connection-pool(1) サブコマンドを使用して、コネクタ接続プールに接続、またはコネクタ接続プールをリセットします。
コネクタ接続プールのプロパティー値を表示および変更するには、 get および set サブコマンドを使用します。
list-connector-connection-pools(1) サブコマンドを使用して、コネクタ接続プールを一覧表示します。
get(1) サブコマンドを使用して、コネクタ接続プールのプロパティーを表示します。
次に例を示します。
asadmin> get domain.resources.connector-connection-pool.conectionpoolname.* |
set(1) サブコマンドを使用して、コネクタ接続プールのプロパティーを設定します。
次に例を示します。
asadmin> set domain.resources.connector-connection-pool .conectionpoolname.validate-atmost-once-period-in-seconds=3 |
(省略可能) 必要な場合は、サーバーを再起動します。
プロパティーの中には、サーバーの再起動を求めるものもあります。「サーバーの再起動が必要な構成の変更」を参照してください。サーバーを再起動する必要がある場合は、「ドメインの再起動」を参照してください。
コネクタ接続プールを削除するには、リモートモードで delete-connector-connection-pool サブコマンドを使用します。
サーバーが実行されていることを確認します。
リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。
list-connector-connection-pools(1) サブコマンドを使用して、コネクタ接続プールを一覧表示します。
必要な場合は、コネクタ接続プールが削除されることをユーザーに通知してください。
delete-connector-connection-pool(1) サブコマンドを使用して、コネクタ接続プールを削除します。
この例では、jms/qConnPool という接続プールを削除します。
asadmin> delete-connector-connection-pool --cascade=false jms/qConnPool Command delete-connector-connection-pool executed successfully |
コマンド行に asadmin help delete-connector-connection-pool と 入力して、このサブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。