Sun GlassFish Enterprise Server v3 管理ガイド

EIS 接続とは

エンタープライズ情報システム (EIS) は、組織のデータを保持する任意のシステムです。メインフレーム、メッセージングシステム、データベースシステム、またはアプリケーションがこれに使用できます。アプリケーションとモジュールが EIS ソフトウェアにアクセスするには、接続リソースが使用されます。

EIS 接続の主な要素は、次のとおりです。

実行時に、アプリケーションが EIS に接続されると次のことが行われます。

  1. JNDI API を介して呼び出しを行うことにより、アプリケーションは EIS に関連したコネクタリソース (データソース) を取得します。

    コネクタリソースの JNDI 名を基に、ネーミングおよびディレクトリサービスがリソースを検索します。EIS リソースはそれぞれコネクタ接続プールを指定します。

  2. コネクタリソースを経由して、アプリケーションは EIS 接続を取得します。

    Enterprise Server は EIS リソースに対応した接続プールから物理接続を取得します。プールは、EIS 名、ユーザー名、パスワードなどの接続属性を定義します。

  3. EIS 接続が確立されると、アプリケーションは EIS のデータの読み込み、変更、および追加を行うことができます。

    アプリケーションは JMS API を呼び出すことにより、EIS 情報にアクセスします。

  4. EIS へのアクセスが完了すると、アプリケーションは接続を終了して、接続を接続プールに返します。