指定した JDBC 接続プール名で新しい JDBC 接続プールを登録するには、リモートモードで create-jdbc-connection-pool サブコマンドを使用します。。JDBC 接続プールまたはコネクタ接続プールは、認証を使用して作成できます。asadmin ユーティリティーでユーザー、パスワード、またはその他の接続情報を指定するサブコマンドオプションを使用するか、XML 記述子ファイルで接続情報を指定します。
各データベースには接続プールが 1 つ必要です。アプリケーションによっては、複数の接続プールが必要な場合もあります。接続プールを構築するときに、JDBC ドライバとデータベースベンダーに固有のデータが必要となります。次に示す固有データの例の一部は、「JDBC ドライバに固有の構成」にも示してあります。
データベースベンダー名
javax.sql.DataSource (ローカルトランザクションのみ) や javax.sql.XADataSource (グローバルトランザクション) などのリソースタイプ
データソースクラス名
データベース名 (URL)、ユーザー名、およびパスワードなどの必要なプロパティー
JDBC 接続プールの作成は動的なイベントであり、サーバーの再起動は必要ありません。ただし、パラメータの中には、サーバーの再起動を求めるものもあります。「サーバーの再起動が必要な構成の変更」を参照してください。
接続プールを作成する前に、データベースとデータベースに関連する JDBC ドライバをインストールして統合しておく必要があります。手順については、「データベースの設定」を参照してください。
サーバーが実行されていることを確認します。
リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。
create-jdbc-connection-pool(1) サブコマンドを使用して、JDBC 接続プールを作成します。
(省略可能) 必要な場合は、サーバーを再起動します。
一部のパラメータはサーバーの再起動を必要とします。「サーバーの再起動が必要な構成の変更」を参照してください。
この例では、sample_derby_pool という名前の接続プールを localhost に作成します。
asadmin> create-jdbc-connection-pool --datasourceclassname org.apache.derby.jdbc.ClientDataSource --restype javax.sql.XADataSource --property portNumber=1527:password=APP:user=APP:serverName= localhost:databaseName=sun-appserv-samples:connectionAttribut es=\;create\\=true sample_derby_pool Command create-jdbc-connection-pool executed successfully. |
コマンド行に asadmin help create-jdbc-connection-pool と入力して、このサブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。