Enterprise Server は、対応する JDBC ドライバを使用して、すべてのデータベース管理システムに接続できるように設計されています。
次の JDBC ドライバとデータベースの組み合わせはテスト済みで、コンテナ管理による持続性がサポートされています。
サポートされている JDBC ドライバの最新のリストについては、『Sun GlassFish Enterprise Server v3 リリースノート』を参照してください。
このドライバの JAR ファイルは smdb2.jar です。次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: DB2
「データソースクラス名」: com.sun.sql.jdbcx.db2.DB2DataSource
「プロパティー」:
serverName – データベースサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
portNumber – データベースサーバーのポート番号を指定します。
databaseName – 必要に応じて設定します。
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
このドライバの JAR ファイルは smoracle.jar です。次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: Oracle
「データソースクラス名」: com.sun.sql.jdbcx.oracle.OracleDataSource
「プロパティー」:
serverName – データベースサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
portNumber – データベースサーバーのポート番号を指定します。
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
このドライバの JAR ファイルは smsqlserver.jar です。次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: Microsoft SQL Server
「データソースクラス名」: com.sun.sql.jdbcx.sqlserver.SQLServerDataSource
「プロパティー」:
serverName – データベースサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
portNumber – データベースサーバーのポート番号を指定します。
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
selectMethod – cursor に設定します。
Sun MySQL ドライバは、MySQL Enterprise のみで動作します。このドライバの JAR ファイルは smmysql.jar です。次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: SQL Server
「データソースクラス名」: com.sun.sql.jdbcx.mysql.MySQLDataSource
「プロパティー」:
serverName – データベースサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
portNumber – データベースサーバーのポート番号を指定します。
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
selectMethod – cursor に設定します。
このドライバの JAR ファイルは smsybase.jar です。次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: Sybase
「データソースクラス名」: com.sun.sql.jdbcx.sybase.SybaseDataSource
「プロパティー」:
serverName – データベースサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
portNumber – データベースサーバーのポート番号を指定します。
databaseName – 必要に応じて設定します。これは任意指定です。
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
この DB2 ドライバの JAR ファイルは db2jcc.jar、db2jcc_license_cu.jar、および db2java.zip です。環境変数を設定してください。次に例を示します。
LD_LIBRARY_PATH=/usr/db2user/sqllib/lib:${Java EE.home}/lib DB2DIR=/opt/IBM/db2/V8.2 DB2INSTANCE=db2user INSTHOME=/usr/db2user VWSPATH=/usr/db2user/sqllib THREADS_FLAG=native
次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: DB2
「データソースクラス名」: com.ibm.db2.jcc.DB2SimpleDataSource
「プロパティー」:
databaseName - 必要に応じて設定します。
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
driverType – 2 に設定します。
deferPrepares – false に設定します。
Java DB ドライバの JAR ファイルは derbyclient.jar です。Java DB は Apache Derby に基づいています。次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: JavaDB
「データソースクラス名」: 次のいずれかを指定します。
org.apache.derby.jdbc.ClientDataSource org.apache.derby.jdbc.ClientXADataSource
「プロパティー」:
serverName – データベースサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
portNumber – データベースサーバーのポート番号を指定します (デフォルトと異なる場合)。
databaseName – データベースの名前を指定します。
user - データベースユーザーを指定します。
これは、Java DB が認証を使用するように設定されている場合にのみ必要です。Java DB は、デフォルトで認証を使用しません。ユーザーを指定すると、その名前が、テーブルが属するスキーマの名前になります。
password – データベースパスワードを指定します。
これは、Java DB が認証を使用するように設定されている場合にのみ必要です。
MySQLTM ドライバの JAR ファイルは mysql-connector-java-5.1.7-bin.jar です。次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: Microsoft SQL Server
「データソースクラス名」:
com.mysql.jdbc.jdbc2.optional.MysqlDataSource com.mysql.jdbc.jdbc2.optional.MysqlXADataSource
「プロパティー」:
serverName – データベースサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
portNumber – データベースサーバーのポート番号を指定します。
databaseName – 必要に応じて設定します。
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
PostgreSQL ドライバの JAR ファイルは postgresql-8.4-701.jdbc4.jar です。次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: PostgreSQL Server
「データソースクラス名」:
* org.postgresql.ds.PGSimpleDataSource
「プロパティー」:
serverName – データベースサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
portNumber – データベースサーバーのポート番号を指定します。
databaseName – 必要に応じて設定します。
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
次の JDBC ドライバも Enterprise Server で使用できますが、これらのドライバは完全にはテストされていません。Sun では、これらのドライバの製品サポートは提供していませんが、Enterprise Server &; での使用についての限定サポートを提供しています。
Oracle データベースユーザーが capture-schema コマンドを実行するには、そのユーザーがスキーマの所有者でないかぎり、ANALYZE ANY TABLE 特権が必要です。この特権は、データベース管理者がユーザーに付与します。capture-schema の詳細は、『Sun GlassFish Enterprise Server v3 Reference Manual 』を参照してください。
次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: Informix
「データソースクラス名」: 次のいずれかを指定します。
com.informix.jdbcx.IfxDataSource com.informix.jdbcx.IfxXADataSource
「プロパティー」:
serverName – Informix データベースサーバー名を指定します。
portNumber – データベースサーバーのポート番号を指定します。
databaseName – 必要に応じて設定します。これは任意指定です。
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
IfxIFXHost – データベースサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
この Oracle ドライバの JAR ファイルは Oranxo.jar です。次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: Oracle
「データソースクラス名」: com.inet.ora.OraDataSource
「プロパティー」:
serverName – データベースサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
portNumber – データベースサーバーのポート番号を指定します。
user – データベースユーザーを指定します。
password – データベースパスワードを指定します。
serviceName – データベースの URL を指定します。構文は次のとおりです。
jdbc:inetora:server:port:dbname
次に例を示します。
jdbc:inetora:localhost:1521:payrolldb
この例では、localhost は Oracle サーバーを実行しているマシンのホスト名、1521 は Oracle サーバーのポート番号、payrolldb はデータベースの SID を表します。データベース URL の構文の詳細については、Oracle のドキュメントを参照してください。
streamstolob - BLOB または CLOB データ型のサイズが 4K バイトを超え、このドライバが CMP で使用される場合は、このプロパティーを true に設定してください。
xa-driver-does-not-support-non-tx-operations - true の値に設定します。同じ接続プールから非 XA 接続と XA 接続の両方が取得される場合にのみ必要です。パフォーマンスが低下する可能性があります。
このプロパティーを設定する代わりに、非 XA 接続用とXA 接続用の 2 つの接続プールを作成することもできます。
この Microsoft SQL Server ドライバの JAR ファイルは Merlia.jar です。次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: Microsoft SQL Server
「データソースクラス名」: com.inet.tds.TdsDataSource
「プロパティー」:
serverName – データベースサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
portNumber – データベースサーバーのポート番号を指定します。
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
この Inet Sybase ドライバの JAR ファイルは Sybelux.jar です。次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: Sybase
「データソースクラス名」: com.inet.syb.SybDataSource
「プロパティー」:
serverName – データベースサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
portNumber – データベースサーバーのポート番号を指定します。
databaseName – 必要に応じて設定します。完全な URL ではなく、データベース名のみを指定してください。
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
この Sybase ドライバの JAR ファイルは jconn4.jar です。次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: Sybase
「データソースクラス名」: 次のいずれかを指定します。
com.sybase.jdbc4.jdbc.SybDataSource com.sybase.jdbc4.jdbc.SybXADataSource
「プロパティー」:
serverName – データベースサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
portNumber – データベースサーバーのポート番号を指定します。
databaseName – 必要に応じて設定します。完全な URL ではなく、データベース名のみを指定してください。
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
BE_AS_JDBC_COMPLIANT_AS_POSSIBLE – true に設定します。
FAKE_METADATA – true に設定します。
この Oracle ドライバの JAR ファイルは ojdbc6.jar です。
このドライバを使用する場合は、1 つの列に 2000 バイトを超えるデータを挿入できないことに注意してください。この問題を回避するには、OCI ドライバ (JDBC Type 2) を使用します。
次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: Oracle
「データソースクラス名」: 次のいずれかを指定します。
oracle.jdbc.pool.OracleDataSource oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource
「プロパティー」:
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
xa-driver-does-not-support-non-tx-operations - true の値に設定します。これは任意指定です。 同じ接続プールから非 XA 接続と XA 接続の両方が取得される場合にのみ必要です。パフォーマンスが低下する可能性があります。
このプロパティーを設定する代わりに、非 XA 接続用とXA 接続用の 2 つの接続プールを作成することもできます。
Oracle thin ドライバでは、XAResource.recover メソッドが、入力フラグに関係なく同じ未確定の Xid のセットを繰り返し返します。XA 仕様に従って、トランザクションマネージャーは最初に TMSTARTSCAN でこのメソッドを呼び出したあと、TMNOFLAGS で、Xid が返されなくなるまで繰り返しこのメソッドを呼び出します。XAResource.commit メソッドにもいくつかの問題があります。
この Enterprise Server の回避方法を無効にするには、oracle-xa-recovery-workaround プロパティーの値を false に設定する必要があります。
この OCI Oracle ドライバの JAR ファイルは ojdbc14.jar です。LD_LIBRARY_PATH を介して共用ライブラリが使用可能であること、および ORACLE_HOME プロパティーが設定されていることを確認してください。次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: Oracle
「データソースクラス名」: 次のいずれかを指定します。
oracle.jdbc.pool.OracleDataSource oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource
「プロパティー」:
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
xa-driver-does-not-support-non-tx-operations - true の値に設定します。同じ接続プールから非 XA 接続と XA 接続の両方が取得される場合にのみ必要です。パフォーマンスが低下する可能性があります。
このプロパティーを設定する代わりに、非 XA 接続用とXA 接続用の 2 つの接続プールを作成することもできます。