次の JDBC ドライバも Enterprise Server で使用できますが、これらのドライバは完全にはテストされていません。Sun では、これらのドライバの製品サポートは提供していませんが、Enterprise Server &; での使用についての限定サポートを提供しています。
Oracle データベースユーザーが capture-schema コマンドを実行するには、そのユーザーがスキーマの所有者でないかぎり、ANALYZE ANY TABLE 特権が必要です。この特権は、データベース管理者がユーザーに付与します。capture-schema の詳細は、『Sun GlassFish Enterprise Server v3 Reference Manual 』を参照してください。
次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: Informix
「データソースクラス名」: 次のいずれかを指定します。
com.informix.jdbcx.IfxDataSource com.informix.jdbcx.IfxXADataSource
「プロパティー」:
serverName – Informix データベースサーバー名を指定します。
portNumber – データベースサーバーのポート番号を指定します。
databaseName – 必要に応じて設定します。これは任意指定です。
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
IfxIFXHost – データベースサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
この Oracle ドライバの JAR ファイルは Oranxo.jar です。次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: Oracle
「データソースクラス名」: com.inet.ora.OraDataSource
「プロパティー」:
serverName – データベースサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
portNumber – データベースサーバーのポート番号を指定します。
user – データベースユーザーを指定します。
password – データベースパスワードを指定します。
serviceName – データベースの URL を指定します。構文は次のとおりです。
jdbc:inetora:server:port:dbname
次に例を示します。
jdbc:inetora:localhost:1521:payrolldb
この例では、localhost は Oracle サーバーを実行しているマシンのホスト名、1521 は Oracle サーバーのポート番号、payrolldb はデータベースの SID を表します。データベース URL の構文の詳細については、Oracle のドキュメントを参照してください。
streamstolob - BLOB または CLOB データ型のサイズが 4K バイトを超え、このドライバが CMP で使用される場合は、このプロパティーを true に設定してください。
xa-driver-does-not-support-non-tx-operations - true の値に設定します。同じ接続プールから非 XA 接続と XA 接続の両方が取得される場合にのみ必要です。パフォーマンスが低下する可能性があります。
このプロパティーを設定する代わりに、非 XA 接続用とXA 接続用の 2 つの接続プールを作成することもできます。
この Microsoft SQL Server ドライバの JAR ファイルは Merlia.jar です。次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: Microsoft SQL Server
「データソースクラス名」: com.inet.tds.TdsDataSource
「プロパティー」:
serverName – データベースサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
portNumber – データベースサーバーのポート番号を指定します。
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
この Inet Sybase ドライバの JAR ファイルは Sybelux.jar です。次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: Sybase
「データソースクラス名」: com.inet.syb.SybDataSource
「プロパティー」:
serverName – データベースサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
portNumber – データベースサーバーのポート番号を指定します。
databaseName – 必要に応じて設定します。完全な URL ではなく、データベース名のみを指定してください。
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
この Sybase ドライバの JAR ファイルは jconn4.jar です。次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: Sybase
「データソースクラス名」: 次のいずれかを指定します。
com.sybase.jdbc4.jdbc.SybDataSource com.sybase.jdbc4.jdbc.SybXADataSource
「プロパティー」:
serverName – データベースサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
portNumber – データベースサーバーのポート番号を指定します。
databaseName – 必要に応じて設定します。完全な URL ではなく、データベース名のみを指定してください。
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
BE_AS_JDBC_COMPLIANT_AS_POSSIBLE – true に設定します。
FAKE_METADATA – true に設定します。
この Oracle ドライバの JAR ファイルは ojdbc6.jar です。
このドライバを使用する場合は、1 つの列に 2000 バイトを超えるデータを挿入できないことに注意してください。この問題を回避するには、OCI ドライバ (JDBC Type 2) を使用します。
次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: Oracle
「データソースクラス名」: 次のいずれかを指定します。
oracle.jdbc.pool.OracleDataSource oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource
「プロパティー」:
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
xa-driver-does-not-support-non-tx-operations - true の値に設定します。これは任意指定です。 同じ接続プールから非 XA 接続と XA 接続の両方が取得される場合にのみ必要です。パフォーマンスが低下する可能性があります。
このプロパティーを設定する代わりに、非 XA 接続用とXA 接続用の 2 つの接続プールを作成することもできます。
Oracle thin ドライバでは、XAResource.recover メソッドが、入力フラグに関係なく同じ未確定の Xid のセットを繰り返し返します。XA 仕様に従って、トランザクションマネージャーは最初に TMSTARTSCAN でこのメソッドを呼び出したあと、TMNOFLAGS で、Xid が返されなくなるまで繰り返しこのメソッドを呼び出します。XAResource.commit メソッドにもいくつかの問題があります。
この Enterprise Server の回避方法を無効にするには、oracle-xa-recovery-workaround プロパティーの値を false に設定する必要があります。
この OCI Oracle ドライバの JAR ファイルは ojdbc14.jar です。LD_LIBRARY_PATH を介して共用ライブラリが使用可能であること、および ORACLE_HOME プロパティーが設定されていることを確認してください。次のように接続プールを設定します。
「名前」: あとで JDBC リソースを設定するときに、この名前を使用します。
「リソースタイプ」: 適切な値を指定します。
「データベースベンダー」: Oracle
「データソースクラス名」: 次のいずれかを指定します。
oracle.jdbc.pool.OracleDataSource oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource
「プロパティー」:
user – 必要に応じて設定します。
password – 必要に応じて設定します。
xa-driver-does-not-support-non-tx-operations - true の値に設定します。同じ接続プールから非 XA 接続と XA 接続の両方が取得される場合にのみ必要です。パフォーマンスが低下する可能性があります。
このプロパティーを設定する代わりに、非 XA 接続用とXA 接続用の 2 つの接続プールを作成することもできます。