Java SE 6 では、Platform MBean Server を含めること、および仮想マシンを設定するための管理対象 Bean (MBean) を含めることにより、仮想マシンの管理と監視を拡張します。
すべての MBean を表示するために、Enterprise Server にはシステム JMX コネクタサーバーという標準 JMX コネクタサーバーの構成が用意されています。Enterprise Server の起動時に、この JMX コネクタサーバーのインスタンスが起動します。規格に準拠する JMX コネクタクライアントはすべて、JMX コネクタサーバーを使用してサーバーに接続できます。
デフォルトでは、Enterprise Server はセキュリティー保護されていないシステム JMX コネクタサーバーを使用するように設定されています。この設定で問題がある場合は、JMX コネクタを削除できます。ただし、address を locahost に設定することにより、特定の IP アドレス (たとえば、ループバックアドレス) へのアクセスが制限される場合があります。
ドメインを起動します。
手順については、「ドメインの起動」を参照してください。
JDK_HOME /bin/jconsole の形式を使用して、JConsole を起動します。
次に例を示します。
/usr/java/bin/jconsole |
JConsole の「Connect to Agent」ウィンドウが表示されます。
「リモート」タブをクリックし、ホスト名とポート番号を入力します。
JConsole には常にリモートで接続してください。リモート以外で接続した場合は、MBean が自動的に読み込まれません。
「接続」をクリックします。
「Remote Process」テキストボックスに、JMX サービス URL を指定します。
次に例を示します。
service:jmx:rmi:///jndi/rmi://localhost:8686/jmxrmi |
JMX サービス URL は、サーバーによって起動時に発行され、次のような形式になります。
[#|2009-12-03T10:25:17.737-0800|INFO|glassfishv3.0| javax.enterprise.system.tools.admin.org.glassfish.server|_ThreadID=20; _ThreadName=Thread-26;|JMXStartupService: Started JMXConnector, JMXService URL = service:jmx:rmi://localhost:8686/jndi/rmi://localhost:8686/jmxrmi|#] |
ただし、ほとんどの場合は、簡単に host:port (192.168.1.150:8686 など) を入力するだけで十分です。長いサービス URL は必要ありません。
localhost の代わりに別のホスト名を指定することもできます。jmx-connector の構成が変更されている場合は、デフォルトのポート番号 (8686) が変更されている場合があります。
「接続」をクリックします。
JConsole ウィンドウの各種タブに、MBean、JVM 情報などが表示されます。監視に利用できる MBean のほとんどは、amx および java.lang ドメインにあります。
JConsole の詳細は、http://java.sun.com/javase/6/docs/technotes/guides/management/jconsole.html を参照してください。