この節では、Enterprise Server のコンポーネントをインストールしたあとに、これらのコンポーネントを更新する次の手順について説明します。
更新されたバージョンのコンポーネントをインストールする場合は、変更されたファイルだけがダウンロードおよびインストールされます。更新されたパッケージで削除されているファイルは、更新プロセス中に削除されます。
使用可能な更新があるインストール済みのパッケージだけを一覧表示します。
pkg list -u |
次のような情報が表示されます。
NAME (AUTHORITY) VERSION STATE UFIX glassfishv3-ejb 0-1 installed u--- jersey 0.7-0.1 installed u--- metro 1.2-1 installed u--- pkg 0.1.4-6.564 installed u--- python2.4-minimal 2.4.4-6.564 installed u--- updatetool (glassfish.org) 2.0-6.564 installed u--- wxpython2.8-minimal 2.8.7.1-6.564 installed u---
新しいバージョンのパッケージをインストールします。
pkg install package-name という構文を使用します。次に例を示します。
pkg install metro |
次のような情報が表示されます。
DOWNLOAD PKGS FILES XFER (MB) Completed 1/1 5/5 0.49/0.49 PHASE ACTIONS Removal Phase 2/2 Update Phase 7/7 Install Phase 2/2
変更内容を適用するために、Enterprise Server を再起動します。
「ドメインの再起動」を参照してください。
pkg コマンドを使用する際の完全な構文とオプションは、as-install /pkg/man/ ディレクトリにあるリファレンスページで説明されています。これらのリファレンスページは、man コマンドでは表示されません。代わりに、more または cat などのコマンドを使用してください。
Enterprise Server では、単一のシステムで複数のインストールイメージを保守できます。インストールイメージを更新するときに、イメージ内にあるすべてのコンポーネントは、新しいバージョンを利用できる場合、そのバージョンに更新されます。更新されたバージョンのコンポーネントをインストールするときに、変更されたファイルだけがダウンロードおよびインストールされます。更新されたパッケージで削除されているファイルは、更新プロセス中に削除されます。
イメージのすべてのパッケージをインストールします。
pkg install image-name の構文を使用します。次に例を示します。
pkg image-update |
次のような情報が表示されます。
DOWNLOAD PKGS FILES XFER (MB) Completed 6/6 729/729 21.59/21.59 PHASE ACTIONS Removal Phase 887/887 Update Phase 253/253 Install Phase 584/584
変更内容を適用するために、Enterprise Server を再起動します。
「ドメインの再起動」を参照してください。
pkg コマンドを使用する際の完全な構文とオプションは、as-install /pkg/man/ ディレクトリにあるリファレンスページで説明されています。これらのリファレンスページは、man コマンドでは表示されません。代わりに、more または cat などのコマンドを使用してください。