「モジュールログレベル」は、特定のロガーで記録するイベントの種類を指定します。コンソールへのメッセージ出力のデフォルトレベルは INFO です。このレベルには、SEVERE と WARNING のメッセージも含まれます。グローバルログレベルは、モジュールに固有のログレベルで上書きされます。
デフォルトでは、モジュールログレベルは FINE に設定されます。ロガーを設定する行は次のようになります。太字はモジュールを示しています。
#javax.enterprise.system.tools.level=FINE #javax.enterprise.system.container.ejb.level=FINE #javax.enterprise.system.core.security.level=FINE #javax.enterprise.system.tools.admin.level=FINE #javax.enterprise.level=FINE #javax.enterprise.system.container.web.level=FINE |
ログレベルの設定は動的な処理であるため、変更を有効にするために Enterprise Server を再起動する必要はありません。
サーバーが実行されていることを確認します。
リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。
list-logger-levels(1) サブコマンドを使用して、既存のモジュールのロガーを一覧表示します。
set-log-level(1) サブコマンドを使用して、モジュールのログレベルを設定します。
選択できる値は、SEVERE、WARNING、INFO、CONFIG、FINE、FINER、および FINEST です。
この例では、Web コンテナロガーのログレベルを FINE に設定します。
asadmin> set-log-level javax.enterprise.system.container.web.level=FINE Command set-log-level executed successfully. |
この例では、セキュリティーロガーと Web コンテナロガーのログレベルを設定します。
asadmin> set-log-level javax.enterprise.system.core.security.level=FINE javax.enterprise.system.container.web=WARNING Command set-log-level executed successfully. |
コマンド行に asadmin help set-log-level と入力して、このサブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。