作成する JMS 接続ファクトリごとに、Enterprise Server はコネクタ接続プールとコネクタリソースを作成します。作成する JMS 送信先ごとに、Enterprise Server はコネクタ管理オブジェクトリソースを作成します。JMS リソースを削除すると、Enterprise Server は自動的にコネクタリソースを削除します。
JMS 接続ファクトリリソースまたは送信先リソースを作成するには、リモートモードで create-jms-resource コマンドを使用します。
asadmin create-jms-resource コマンドで addresslist プロパティーを (host:mqport,host2:mqport,host3:mqport の形式で) 指定するには、コロン (:) を \\ を使用してエスケープします。たとえば、host1\\: mqport,host2\\: mqport,host3\\: mpqport のようになります。エスケープ文字の使用方法については、asadmin(1M) の概念のページを参照してください。
JMS 接続ファクトリを更新するには、更新する接続ファクトリのコネクタ接続プールに対して set サブコマンドを使用します。「コネクタ接続プールを更新する」を参照してください。
送信先を更新するには、管理オブジェクトリソースに対して set サブコマンドを使用します。「管理対象オブジェクトを更新する」を参照してください。
サーバーが実行されていることを確認します。
リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。
create-jms-resource(1) コマンドを使用して、JMS リソースを作成します。
このサブコマンドのプロパティーについては、このマニュアルページに記載されています。
(省略可能) 必要な場合は、サーバーを再起動します。
プロパティーの中には、サーバーの再起動を求めるものもあります。「サーバーの再起動が必要な構成の変更」を参照してください。サーバーを再起動する必要がある場合は、「ドメインの再起動」を参照してください。
この例では、JNDI 名が jms/DurableConnectionFactory の javax.jms.ConnectionFactory タイプの接続ファクトリリソースを作成します。ClientId プロパティーは、接続ファクトリのクライアント ID を設定し、接続ファクトリを永続サブスクリプションで使用できるようにします。JMS リソースの JNDI 名には、慣習的に jms/ のネーミングサブコンテキストを含めます。
asadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.ConnectionFactory --description "connection factory for durable subscriptions" --property ClientId=MyID jms/DurableConnectionFactory Command create-jms-resource executed successfully. |
この例では、JNDI 名が jms/MyQueue の送信先リソースを作成します。
asadmin> create-jms-resource --restype javax.jms.Queue --property Name=PhysicalQueue jms/MyQueue Command create-jms-resource executed successfully. |
コマンド行に asadmin help create-jms-resource と入力して、このサブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。