Logical Domains 1.2 管理ガイド

自動保存構成ディレクトリの保存および復元

制御ドメインでオペレーティングシステムをアップグレードするたびに、Logical Domains の自動保存構成データを保存および復元する必要があります。このデータは、/var/opt/SUNWldm/autosave-autosave-name ディレクトリに格納されています。

tar または cpio コマンドを使用して、ディレクトリのすべての内容を保存および復元できます。


注 –

各自動保存ディレクトリには、関連する構成の前回の SP 構成更新のタイムスタンプが含まれています。自動保存ファイルを復元すると、タイムスタンプが同期しなくなることがあります。この場合、復元された自動保存構成は、以前の状態 ([newer] または最新) で表示されます。


自動保存構成の詳細は、「Logical Domains 構成の管理」 を参照してください。

Procedure自動保存ディレクトリを保存および復元する

この手順は、自動保存ディレクトリを保存および復元する方法を示します。

  1. 自動保存ディレクトリを保存します。


    # cd /
    # tar -cvf autosave.tar var/opt/SUNWldm/autosave-*
    
  2. (省略可能) クリーンな復元操作を行えるように、既存の自動保存ディレクトリを削除します。

    自動保存ディレクトリには、以前の構成によって残されたファイルなどの不要なファイルが含まれていることがあります。このようなファイルは、SP にダウンロードされた構成を破壊することがあります。このような場合、この例に示すとおり、復元操作の前に自動保存ディレクトリを削除します。


    # cd /
    # rm -rf var/opt/SUNWldm/autosave-*
    
  3. 自動保存ディレクトリを復元します。

    これらのコマンドは、/var/opt/SUNWldm ディレクトリ内のファイルおよびディレクトリを復元します。


    # cd /
    # tar -xvf autosave.tar