ソースドメインが使用するすべての仮想 I/O (VIO) サービスが、ターゲットマシン上で使用可能である必要があります。つまり、次に示す状態になっている必要があります。
ソース論理ドメインで使用されている各論理ボリュームは、ターゲットホスト上でも使用可能で、同じストレージを参照している必要があります。
ソースによって起動デバイスとして使用されている論理ボリュームがターゲット上に存在するにもかかわらず、同じストレージを参照していない場合、移行は正常に実行されたように見えますが、マシンから起動デバイスにアクセスできないため、このマシンは使用できません。ドメインを停止し、構成の問題を修正したあとで、ドメインを再起動する必要があります。この操作を行わない場合、ドメインが矛盾した状態のままになる可能性があります。
ソースドメインの各仮想ネットワークデバイスに対して、ターゲットホスト上に仮想ネットワークスイッチが存在し、ソースホスト上でそのデバイスが接続されている仮想ネットワークスイッチと同じ名前が指定されている必要があります。
たとえば、ソースドメインの vnet0 が switch-y という名前の仮想スイッチサービスに接続されていた場合、ターゲットホスト上に switch-y という名前の仮想スイッチサービスを提供する論理ドメインが存在する必要があります。
これらのスイッチが同じネットワークに接続されていなくても移行は実行されますが、スイッチが同じネットワークに接続されていない場合、移行されたドメインでネットワークの問題が発生する可能性があります。
ソースドメインによって使用されていた、自動的に割り当てられる範囲内の MAC アドレスは、ターゲットホストで使用可能である必要があります。
仮想コンソール端末集配信装置 (vcc) サービスがターゲットホスト上に存在し、1 つ以上のポートが空いている必要があります。移行時には明示的なコンソール制約は無視されます。ターゲットドメイン名をコンソールグループとして使用し、制御ドメインの最初の vcc デバイスで使用可能なポートを使用して、ターゲットドメインのコンソールが作成されます。デフォルトのグループ名と競合する場合、移行は失敗します。