Logical Domains 1.2 管理ガイド

仮想スイッチ

仮想スイッチ (vsw) とは、サービスドメインで動作し、仮想スイッチドライバによって管理されるコンポーネントのことです。仮想スイッチを複数のゲストドメインに接続すると、これらのドメイン間のネットワーク通信を可能にできます。また、仮想スイッチが物理ネットワークインタフェースにも関連付けられている場合は、物理ネットワークインタフェースを介して、ゲストドメインと物理ネットワークの間のネットワーク通信が有効になります。仮想スイッチはネットワークインタフェース vswn も備えています。このインタフェースによって、サービスドメインは、仮想スイッチに接続されたほかのドメインと通信できます。このインタフェースは通常のネットワークインタフェースと同様に使用でき、ifconfig(1M) コマンドで構成できます。


注 –

サービスドメインに仮想スイッチを追加する際、そのネットワークインタフェースは plumb されません。このため、デフォルトでは、サービスドメインは仮想スイッチに接続されたゲストドメインと通信できません。ゲストドメインとサービスドメインの間のネットワーク通信を有効にするには、関連付けられた仮想スイッチのネットワークインタフェースを plumb し、サービスドメイン内で構成する必要があります。手順については、「制御ドメインまたはサービスドメインとその他のドメイン間のネットワークの有効化」 を参照してください。