Logical Domains 1.2 管理ガイド

XML トランスポート

外部プログラムは、eXtensible Messaging and Presence Protocol (XMPP – RFC 3920) を使用して、Logical Domains Manager と通信できます。XMPP は、ローカル接続とリモート接続の両方でサポートされており、デフォルトで有効です。リモート接続を切断するには、ldmd/xmpp_enable SMF プロパティーを false に設定し、Logical Domains Manager を再起動します。


# svcadm disable ldmd
# svccfg -s ldom/ldmd setprop ldmd/xmpp_enabled=false
# svcadm refresh ldmd
# svcadm enable ldmd

XMPP サーバー

Logical Domains Manager は、数多くの利用可能な XMPP クライアントアプリケーションおよびライブラリと通信できる XMPP サーバーを実装しています。LDoms Manager は次のセキュリティー機構を使用しています。

ローカル接続

LDoms Manager は、ユーザークライアントが LDoms Manager 自身と同じドメインで動作しているかどうかを検出し、同じドメインである場合はこのクライアントとの間で最小限の XMPP ハンドシェークを行います。具体的には、TLS を介したセキュアチャネルの設定後の SASL 認証手順がスキップされます。認証および承認は、クライアントインタフェースを実装しているプロセスの資格に基づいて行われます。

クライアントは、フル XMPP クライアントを実装することも、単に libxml2 Simple API for XML (SAX) パーサーなどのストリーミング XML パーサーを実行することも選択できます。いずれの場合も、クライアントは XMPP ハンドシェークを TLS ネゴシエーションまで処理する必要があります。必要な手順については、XMPP の仕様を参照してください。