Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド

デバイスを保護するには

デバイス保護機能を使用すると、選択したデバイスのソフトウェア保護状況を表示したり、書き込み保護や読み取り/書き込み保護を設定したり、または保護を無効にすることができます。次のデバイス保護オプションがあります。

デバイスの保護状況を表示するには
  1. [リムーバブルメディア・マネージャ] ウィンドウで、デバイスをクリックします。

  2. [選択] メニューで、[属性] を選択します。

保護を無効にするには

メディアが書き込み保護または読み取り/書き込み保護されている場合は、このオプションを使用すると、ソフトウェア保護を無効にできます。

  1. メディアがパスワードなしで書き込み保護されている場合

    1. [リムーバブルメディア・マネージャ] ウィンドウで、デバイスを選択します。

    2. [選択] メニューで、[保護を無効にする] を選択します。

  2. メディアがパスワード付きで書き込み保護または読み取り/書き込み保護されている場合

    1. [リムーバブルメディア・マネージャ] ウィンドウで、デバイスを選択します。

    2. [選択] メニューで、[保護を無効にする] を選択します。

    3. [パスワード] ダイアログにパスワードを入力します。

保護を有効にするには

このオプションを使用すると、ソフトウェア保護を有効にできます。

  1. パスワードなしで書き込み保護をかけるには、次のように操作します。

    1. [リムーバブルメディア・マネージャ] ウィンドウで、デバイスを選択します。

    2. [選択] メニューで、[書き込み保護] を選択します。

  2. パスワード付きで書き込み保護をかけるには、次のように操作します。

    1. [リムーバブルメディア・マネージャ] ウィンドウで、デバイスを選択します。

    2. [選択] メニューで、[書き込み保護] を選択します。

    3. [プロテクト] ダイアログで、[パスワード付きの書き込み保護] を選択します。

    4. [パスワードの入力] 領域で、パスワードを入力します。

    5. [Tab] キーを押して [パスワードの確認] 領域に進み、パスワードを再度入力します。

    6. [適用] をクリックします。

  3. パスワード付きで読み取り/書き込み保護をかけるには、次のように操作します。

    1. [リムーバブルメディア・マネージャ] ウィンドウで、デバイスを選択します。

    2. [選択] メニューで、[読み取り/書き込み保護] を選択します。

    3. [プロテクト] ダイアログで、[パスワード付きの読み取り/書き込み保護] をクリックします。

    4. [パスワードの入力] 領域で、パスワードを入力します。

    5. [Tab] キーを押して [パスワードの確認] 領域に進み、パスワードを再度入力します。

    6. [適用] をクリックします。

  4. コマンド行オプションの場合は、次のように実行します。

    コマンド行から [パスワード] ダイアログボックスを起動するには、次のように入力します。


    sdtmedia_prot [-w|-d] /vol/dev/rdsk/...
    
    次の表のコマンド行オプションを使用すると、デバイスの保護レベルを指定できます。

    表 6–1 コマンド行オプション sdtmedia_prot

    -w

    デバイスが保護されていない場合、パスワードなしで書き込み保護されます。その場合、ダイアログは表示されません。該当するデバイスがすでに保護されている場合は、エラーダイアログが表示されます。 

    -d

    デバイスの保護を無効にします。該当するデバイスがパスワード付きで保護されている場合、ユーザはパスワードの入力が求められます。 

パスワードを変更するには

パスワードを変更するには、まず既存のパスワードによる保護を無効にした後、新しいパスワードによる保護を該当デバイスに適用する必要があります。新しいパスワードを入力したら、パスワードによる保護を有効にする必要があります。

  1. 既存のパスワードによる保護を無効にします。

  2. フィールドに新しいパスワードを入力します。

  3. 同じパスワードを再度入力します。

  4. パスワードによる保護を有効にする場合は [適用]、操作を中止する場合は [取消し] をクリックします。