Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド

システムアーキテクチャによる違いとデフォルトの動作

利用できる電源管理機能は、SPARC アーキテクチャによって決まります。電源管理機能のデフォルトの動作は、表 23–1 に示すようにシステムによって異なります。

uname -m コマンドを使用すると、システムのアーキテクチャがわかります。

このマニュアルに記述されていない Sun MicrosystemsTM のハードウェアについては、『Sun ハードウェアマニュアル』を参照してください。『Solaris 9 Sun ハードウェアマニュアル』 には、システムの Power Management ソフトウェアの機能に関するその他の情報も記述されています。

表 23–1 SPARC アーキテクチャの違いによる電源管理機能の相違

電源管理機能 

sun4m 

sun4u (Energy Star 2.0) 

sun4u (Energy Star 3.0) 

サーバ 

ディスプレイの電源管理は利用可能か 

○ 

○ 

○ 

○ 

ディスプレイの電源管理はデフォルトで動作するか 

○ 

○ 

○ 

○ 

デバイス PM は利用可能か 

× 

× 

○ 

× 

デバイスの電源管理はデフォルトで動作するか 

該当しない 

該当しない 

○ 

該当しない 

保存停止・復元再開機能は利用可能か 

○ 

○ 

○ 

× 

保存停止・復元再開機能はデフォルトで動作するか 

× 

○ 

× 

該当しない 

自動停止機能は利用可能か 

× 

○ 

○ 

× 

自動立ち上がり機能はデフォルトで動作するか 

該当しない 

○ 

× 

該当しない 


注 –

SPARCstationTM Voyager は、sun4m アーキテクチャのシステムですが、Solaris 9 ではサポートされていません。