Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド

システム全体の電源管理

システムアイドル時間によって定義されている時間だけアイドル状態が続くと、システムに接続されている CPU およびデバイスへの給電が停止されます。GUI を使用し、CPU およびすべてのデバイスに対してアイドル時間を 1 つだけ割り当てることもできますが、各デバイスのアイドル時間は別々に計測されます。たとえば、システムに外部ハードドライブが 2 台あり、その一方だけを使用している場合、他方のドライブはアイドル状態が 30 分続くと省電力モードに入ります。使用している方のドライブは、アイドル状態が 30 分続くと、他方のドライブとは別に省電力モードに入ります。

デバイスごとに別々のアイドル時間を設定する方法については、power.conf(4) のマニュアルページを参照してください。

システムの電源管理を変更するには
  1. Dtpower を起動します。

    Dtpower 基本ウィンドウが表示されます。

    図 23–4 Dtpower 基本ウィンドウ

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  2. Dtpower 基本ウィンドウで、[拡張] を選択します。

    [簡易編集] タブが表示されます。

    図 23–5 [簡易編集] タブ

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  3. [省電力を開始するまでのデバイスアイドル時間] のプルダウンリストで、すべてのデバイスのアイドル時間を選択します。

    システムアイドル時間は、キーボードから入力することもできます。