Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド

ログの表示

PDA sync アプリケーションの 3 番目のタブ [ログ] を使用すると、各同期のログを表示できます。この領域には、垂直方向および水平方向にスクロールする読み取り専用のテキスト・フィールドがあり、同期操作やインストール操作についてリアルタイムのログが表示されます。次の図を参照してください。

図 22–16 ログの表示

Graphic

デフォルトでは、ログの先頭はテキスト・フィールドの一番上に表示されます。しかし、ログ・ファイルは追加されていくため (次項の [ログの属性] ウィンドウを参照)、現在のログの先頭はテキスト・フィールドの一番下まで移動します。つまり、ログの表示が完了したとき、垂直スクロールバーはテキスト・フィールドの一番下にあります。上方向にスクロールすると、以前のログを表示できます。

同期操作が実行される日付は、デフォルトで、現在のログの一番上と一番下に表示されます。タイム・スタンプ情報は適宜に追加されます。[ログの属性] ウィンドウのオプションを使用すれば、完全なデバッグ情報をログに表示することも可能です。

同期処理の実行中にエラーが発生すると、ログが自動的に表示されます。エラーが発生すると、システムのビープ音が鳴り、エラーの発生個所がログに記録され、同期処理が異常終了します。このとき、必要な情報がログに表示されます。障害追跡のために、[ログの属性] ウィンドウでデバッグ情報をオンに設定することも可能です。障害が発生した後、同期処理の属性の「同期処理後アプリケーションウィンドウをアイコン化する」の設定に関わらず、アプリケーションは自分自身を最小化 (アイコン化) しません。