Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド

システム動作のカスタマイズ

ユーザは、次のようなシステム・デバイスの設定を調整できます。

キーボードの動作を変更するには

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  1. スタイル・マネージャの [キーボード] のコントロールをクリックします。

  2. 希望の設定を選択します。

    • [オートリピート] — キーを押したままにすると文字が繰り返されるように設定します。

    • [キーを押したときの音量] — キー・クリックの音量を決定します (0 % にすると音が消えます)。

  3. [了解] をクリックして、変更を保存します。

    デフォルト設定に戻すには、[デフォルト] をクリックします。

マウスの動作を変更するには

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  1. スタイル・マネージャの [マウス] のコントロールをクリックします。

  2. 希望の設定を選択します。

    • [利き腕] — マウス・ボタンの 1 と 3 を逆にします。

    • [ボタン 2] — 中央のマウス・ボタンの設定を選択を拡張するために使用する (アジャスト)、またはオブジェクトをドラッグ&ドロップする (転送) かを決定します。[アジャスト] を選択した場合、転送アクション (ドラッグ) には、マウス・ボタン 1 を使用しなくてはなりません。

    • [ダブルクリック] — ダブルクリックのクリック間の最長時間を決定します (提供されているマウスの絵でダブルクリックを行なって、速度をテストしてください)。新しく設定した速度は、再度ログインするまで有効になりません。

    • [速度] — ディスプレイ上でマウス・ポインタが動く速度を設定します。

    • [しきい値] — ポインタが、加速される前に低速度で移動する距離 (ピクセル単位)

  3. [了解] をクリックし、変更を保存します。


注 –

マウスのエッジ移動しきい値 (オブジェクトが選択可能にならずに、マウス・ポインタがそのオブジェクトに近付ける最小値) を設定することもできます。詳細は、dtwm(1) のマニュアル・ページを参照してください。


ビープ音設定を変更するには

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  1. スタイル・マネージャの [ビープ音] のコントロールをクリックします。

  2. 希望の設定を選択します。

    • [音量] — ビープ音の音量を決定します (0 % にすると音が消えます)。

    • [音程] — ビープ音のピッチを 82 〜 9000 ヘルツにします。

    • [音長] — ビープ音の長さを決定します。

  3. [了解] をクリックし、変更を保存します。

    デフォルト設定に戻すには、[デフォルト] をクリックします。

ロック拡張機能のない画面

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ユーザは、画面ブランカやフロントパネルのロックをカスタマイズしたり、デフォルト設定に戻したりできます。ユーザのシステムがタイムアウトのロックをサポートする場合は、ロック拡張機能のある画面を参照してください。

カラー・ディスプレイを使用している場合、画面上の明るい色が受像管に焼き付いてしまうことがあります。画面をブランクにするか、何か表示するように設定すると防止できます。

電源管理

Solaris 8 からは各種デバイスの省電力のコントロールは dtpower というアプリケーションを使用して行うようになりました。Solaris 7 までのように、スクリーンセーバのデフォルトの「画面ブランク」を選択しただけでは省電力機能は有効になりません。他のスクリーンセーバと同様に画面がブランクになるだけです。「画面」コントロールウィンドウ右上の「電源管理システム ...」ボタンをクリックし、dtpower アプリケーションを起動させ、省電力機能を有効にしてください。設定の詳細は dtpower のオンラインヘルプを参照して下さい。

画面ブランカ設定を変更するには

  1. スタイル・マネージャの [画面] のコントロールをクリックします。

  2. 希望の設定を選択します。

    • [画面ブランカ] — [了解] をクリックしなくても、ただちに画面ブランカを使用可能 ([オン]) または使用不可能 ([オフ]) にします。画面ブランカが [オン] のときは、[ブランキングの開始] のスライダがアクティブになります。

    • [ブランキングの開始] — 最後にポインタが動いてから、または最後のキーストロークから、画面がブランクになるまでの時間 (分単位) を指定します。この値を変更した場合、[了解] をクリックしなくても、ただちに新しい値が有効になります。

  3. [了解] をクリックし、変更を保存します。

    デフォルト設定に戻すには、[デフォルト] をクリックします。

フロントパネルのロック設定を変更するには

  1. スタイル・マネージャの [画面] のコントロールをクリックします。

  2. 希望の設定を選択します。

    • [バックグラウンドをロックとして使用] — バックグラウンドのロックを使用可能にします。

    • [透明ロック] — 画面のロック時にバックグラウンドを使用しません。

    • [バックグラウンド・リスト] — 使用可能なバックグラウンドを複数選択のリストに表示します。リスト項目をクリックして、選択または選択解除します。最後に選択されたバックグラウンドは、リストの右側に表示されます。

    • [ロック画面の切り替え時間] — 画面が保存される場合、次のバックグラウンドが開始されるまでの、選択されたバックグラウンドの実行時間 (分単位) を指定します。バックグラウンドは、リストに表示されるのと同じ順番で繰り返されます。0 (ゼロ) を設定すると、(現在プレビュー領域にある) 最後のバックグラウンドだけが使用されます。

  3. [了解] をクリックし、変更を保存します。

    デフォルト設定に戻すには、[デフォルト] をクリックします。

ロック拡張機能のある画面

ユーザは、スクリーンセーバや画面ロックをカスタマイズしたり、デフォルト設定に戻ったりできます。ユーザのシステムがタイムアウトのロックをサポートしない場合は、ロック拡張機能のない画面を参照してください。

カラー・ディスプレイを使用している場合、画面上の明るい色が受像管に焼き付いてしまうことがあります。画面をブランクにするか、何か表示するように設定すると防止できます。

電源管理

Solaris 8 からは各種デバイスの省電力のコントロールは dtpower というアプリケーションを使用して行うようになりました。Solaris 7 までのように、スクリーンセーバのデフォルトの「画面ブランク」を選択しただけでは省電力機能は有効になりません。他のスクリーンセーバと同様に画面がブランクになるだけです。「画面」コントロールウィンドウ右上の「電源管理システム ...」ボタンをクリックし、dtpower アプリケーションを起動させ、省電力機能を有効にしてください。設定の詳細は dtpower のオンラインヘルプを参照して下さい。

スクリーンセーバ設定を変更するには

  1. スタイル・マネージャの [画面] のコントロールをクリックします。

  2. 次の設定を選択します。

    • [スクリーンセーバ] — [了解] をクリックしなくても、ただちにスクリーンセーバを使用可能 ([オン]) または使用不可能 ([オフ]) にします。スクリーンセーバが [オン] のときは、[スクリーンセーバの開始] のスライダがアクティブになります。

    • [スクリーンセーバ・リスト] — 使用可能なスクリーンセーバを複数選択のリストに表示します。リスト項目をクリックして、選択または選択解除を行います。最後に選択されたスクリーンセーバは、リストの右側に表示されます。

    • [スクリーンセーバの開始] — 最後にポインタが動いてから、または最後のキーストロークから、スクリーンセーバが開始するまでの時間 (分単位) を指定します。この値を変更した場合、[了解] をクリックしなくても、ただちに新しい値が有効になります。

    • [セーバ画面の切り替え時間] — 次のスクリーンセーバが開始されるまでのスクリーンセーバの実行時間 (分単位) を指定します。

  3. [了解] をクリックし、変更を保存します。

    デフォルト設定に戻すには、[デフォルト] をクリックします。

画面ロック設定を変更するには

スクリーンセーバと画面ロックが両方とも使用可能 ([オン]) で、[ロックの開始] の値が [スクリーンセーバの開始] の値よりも小さい場合は、画面ロックのタイムアウト時に、画面の内容が現在選択されているスクリーンセーバに置換されます。[ロックの開始] が [スクリーンセーバの開始] より大きい場合は、自動画面ロックは現在のスクリーンセーバを続行します。

スクリーンセーバが使用不可能 ([オフ]) で、自動画面ロックが使用可能 ([オン]) の場合は、画面ロックのタイムアウト時の画面には、スクリーンセーバは表示されません。

  1. スタイル・マネージャの [画面] のコントロールをクリックします。

  2. 希望の設定を選択します。

    • [画面ロック] — タイムアウト時の画面ロックを使用可能 ([オン]) または使用不可能 ([オフ]) にします。この値を変更した場合は、ダイアログ・ボックスを閉じなくても、ただちに新しい値が有効になります。

    • [ロックの開始] — 最後にポインタが動いてから、または最後のキーストロークから、画面ロックが開始するまでの時間 (分単位) を指定します。この値を変更した場合は、[了解] をクリックしなくても、ただちに新しい値が有効になります。

  3. [了解] をクリックし、変更を保存します。

    デフォルト設定に戻すには、[デフォルト] をクリックします。

ウィンドウ

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ユーザは、ウィンドウ・フォーカス・ポリシー、アクティブ・ウィンドウの表示方法、およびウィンドウ・アイコンの表示位置を変更できます。

ウィンドウの動作を変更するには

  1. スタイル・マネージャの [ウィンドウ] のコントロールをクリックします。

  2. 希望の設定を選択します。

    • [ポインタでウィンドウをアクティブに] — マウスポインタがウィンドウに入ると、そのウィンドウがアクティブになります。

    • [クリックでウィンドウをアクティブに] — マウスポインタがウィンドウに入り、マウス・ボタン 1 をクリックすると、そのウィンドウがアクティブになります。

  3. [了解] をクリックし、変更を保存します。

  4. ワークスペースマネージャを再起動するか、確認を求められたら [了解] をクリックします。

アクティブ・ウィンドウを表示するには

  1. スタイル・マネージャの [ウィンドウ] のコントロールをクリックします。

  2. 希望の設定を選択します。

    • [アクティブにしたウィンドウを手前に] — 部分的に隠れたウィンドウが、アクティブになると一番上に表示されます。

    • [主ウィンドウをトップにする] — 主ウィンドウをクリックすると、メイン・ウィンドウが副ウィンドウの上に表示されます。

    • [移動中の内容表示] — ウィンドウを移動する時、最初にアウトラインだけを移動するのではなく、ウィンドウ移動中もウィンドウ全体が移動されます。

  3. [了解] をクリックし、変更を保存します。

  4. ワークスペースマネージャを再起動するか、確認を求められたら [了解] をクリックします。

ウィンドウ・アイコンの表示位置を変更するには

  1. スタイル・マネージャの [ウィンドウ] のコントロールをクリックします。

  2. 希望の設定を選択します。

    • [アイコン・ボックスの使用] — ウィンドウ・アイコンをアイコン・ボックスに表示します。

    • [ワークスペースに配置する] — ウィンドウ・アイコンをワークスペースの背景に表示します。

  3. [了解] をクリックし、変更を保存します。

  4. ワークスペースマネージャを再起動するか、確認を求められたら [了解] をクリックします。