Solaris ユーザーズガイド (上級編)

ログインの方法

一般に作業セッションとは、ユーザがシステムにログインしてからログアウトするまでを指します。SunOS のマルチユーザ環境では、システムを利用するたびに識別名を入力することが必要です。システムがユーザを識別し、またそのユーザをほかのユーザと区別するための識別名として、ログイン名 (ユーザ名またはアカウントとも呼ばれる) が使われます。パスワードは、それを知っているユーザだけがアカウントを利用できるように制限するものです。ログイン名とパスワードをまだ持っていない場合は、システム管理者に問い合わせてアカウントを設定してもらってください。ログイン名とパスワードが設定されれば、ログインできる状態になります。

システムにログインするときは、画面に次のような文字が表示されていなければなりません。


hostname console login:

システム管理者によって割り当てられたログイン名を入力して Return キーを押します。たとえば、ログイン名が spanky の場合は次のように入力します。


hostname console login: spanky

それから、Return キーを押します。次に、パスワードを入力するよう要求されます。


hostname console login: spanky

Password:

プロンプトに対してパスワードを入力して Return キーを押します。(アカウントにまだパスワードが割り当てられていない場合は、パスワードを入力しなくてもログインできます。)入力したパスワードが画面に表示 (エコー) されることはありません。これは、ほかのユーザにパスワードを知られないようにするためです。