透明オーバーレイウィンドウ API には、表 6–2に示すルーチンが含まれています。これらのルーチンは libXext.so によって提供されます。Solaris オーバーレイルーチンを使用するには、次の操作を実行してください。
/usr/openwin/include/X11/extensions/transovl.h ファイルをインクルードする。
/usr/openwin/lib/libXext.so ライブラリにライブラリのデバイスハンドラをリンクする。
名前 | 説明 |
---|---|
XSolarisOvlCreateWindow |
オーバーレイウィンドウを作成する。 |
XSolarisOvlIsOverlayWindow |
ウィンドウがオーバーレイウィンドウかどうかを示す。 |
XSolarisOvlSetPaintType |
後続の Xlib 描画によって描画されるペイントの型を指定する。 |
XSolarisOvlGetPaintType |
現在のペイント型を取得する。 |
XSolarisOvlSetWindowTransparent |
オーバーレイウィンドウの背景の状態を透明に設定する。 |
XSolarisOvlCopyPaintType |
ソースドロアブル内のピクセルのペイント型属性に基づいて、宛先ドロアブルに不透明ペイントと透明ペイントを描画する。 |
XSolarisOvlCopyAreaAndPaintType |
あるドロアブルのペアから別のペアに領域とペイント型をコピーする。 |
XReadScreen |
画面の矩形に表示されるカラーを戻す。 |
XSolarisOvlSelectPartner |
既存のビジュアルに最適のオーバーレイビジュアルまたはアンダーレイビジュアルを戻す。 |
XSolarisOvlSelectPair |
オーバーレイビジュアルとアンダーレイビジュアルに定義された基準セットに最適のオーバーレイ / アンダーレイのペアを選択する。 |
この章の残りの節では、透明オーバーレイ API のルーチンについて説明します。