Solaris X Window System 開発ガイド

共有メモリ拡張機能

MIT-SHM (共有メモリ) 拡張機能は、X コンソーシアムの実験的な「MIT 共有メモリ拡張機能」(mit-shm.ms) を Sun が完全に実現したものです。この拡張機能により、クライアントは、実際の画像データを共有メモリに格納するという方法でメモリの XImages およびピックスマップを共有できます。メモリの共有によって Xlib プロセス間通信チャネルを介したデータ転送が不要になるため、大きな画像の場合はシステムパフォーマンスが向上します。ただし、この拡張機能が有用とされるのは、クライアントアプリケーションがサーバーと同じマシン上で実行される場合だけです。