Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

ログイン画面が表示される前にコマンドを発行する

X サーバの起動後でログイン画面が表示される前に、ログイン・サーバは Xsetup スクリプトを実行します。Xsetup は root の権限に合わせて実行され、ログイン画面を表示する前に実行する必要のあるコマンドを発行します。

Xsetup を変更するには、Xsetup/usr/dt/config から /etc/dt/config へコピーします。次にログイン画面が表示されるときは、変更された Xsetup が実行されます。

ユーザ・セッション起動前のコマンドの発行

ユーザ名とパスワードを入力し、それが認証された後で、ユーザ・セッションが起動される前に、ログイン・サーバは Xstartup スクリプトを実行します。Xstartup は root の権限に合わせて実行され、ユーザ・セッションを起動する前に root として実行する必要のあるコマンドを発行します。

Xstartup を変更するには、Xstartup/usr/dt/config から /etc/dt/config へコピーします。次にログイン画面が表示されるときは、変更された Xstartup が実行されます。

デスクトップ・セッションの起動

デフォルトでは、ログイン・サーバは Xsession スクリプトを実行することによりユーザ・セッションを起動します。Xsession はユーザの権限に合わせて実行され、デスクトップの起動に必要なコマンドを発行します。


注 –

Xsession スクリプトは、直接変更しないでください。


ユーザのデスクトップ・セッション起動のカスタマイズの方法については、第 2 章「セッション・マネージャの構成」を参照してください。