Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

X 端末としてのワークステーションの使用

古いワークステーション、または 16M バイト以下のメモリを持つワークステーションを使用していて、Solaris 2.4 以降 (あるいは、X サーバ・ジャンボ・パッチをあてた Solaris 2.3) のバージョンを読み込んでいる場合は、ワークステーションを X 端末として使用できます。


注 –

次の手順を実行したのに、ワークステーションの画面でフォントが正しく表示されない場合は、Solaris CDE がホスト・ワークステーションにインストールされていない可能性があります。pkgadd ユーティリティを使用して、Solaris CDE 1.0 リリースから SUNWdtft Solaris CDE フォント・パッケージを追加してください。


チューザを使用して、ホスト CDE ログインを選択するには

  1. 実行中のウィンドウ・システムをすべて終了します。

  2. チューザを起動します。コンソール・コマンド行から、次のコマンドを入力します (csh を使用している場合)。

       setenv OPENWINHOME /usr/openwin
       /usr/openwin/bin/X -indirect CDE_login_host
    

    X サーバが起動して、ホストからチューザ・ウィンドウが表示されます。

  3. チューザ・ウィンドウからログイン・ホストを選択します。

固有のホスト CDE ログインを使用するには

    次のコマンドを入力して、Return キーを押します。

   /usr/openwin/bin/X -once -query CDE_login_host

X 端末が起動して、ホストからログイン画面が表示されます。-once オプションを指定すると、サーバは、1 回のログインまたはログアウト・セッション後に終了します。-once オプションを指定していない場合は、Solaris CDE からログアウト後、ログイン画面がもう一度表示されます。

最初に利用可能なホスト・ログインを使用するには

    次のコマンドを入力して、Return キーを押します。

   /usr/openwin/bin/X -broadcast

X 端末が起動します。ローカルのサブネット上では、X 端末は、XDM (X ディスプレイ・マネージャ) ログイン・サービス用の要求を送信します。Solaris CDE ログイン・マネージャ (または他の XDM ベースのログイン・ウィンドウ) を実行しているシステムがサブネット上に存在する場合、最初に応答したホストがログイン・ウィンドウをユーザのデスクトップに表示します。