Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

COMMAND アクションのウィンドウ・サポートと端末エミュレータ

COMMAND アクションがデスクトップ上でウィンドウをサポートするには、次の方法があります。

アクションのウィンドウ・サポートの指定

WINDOW_TYPE フィールドを使用して、アクションが必要とするウィンドウ・サポートの型を表 12–2 のように指定します。

表 12–2 WINDOW_TYPE フィールドと提供されているウィンドウ・サポート

WINDOW_TYPE

指定されているウィンドウ・サポート 

NO_STDIO

指定されません。アプリケーションがそれ自身のウィンドウを持っているか、コマンドが表示できる出力を持っていない場合は、NO_STDIO を使用します。

PERM_TERMINAL

常時端末エミュレータ・ウィンドウ。アクションは端末ウィンドウを開き、明示的に閉じるまで開いたままにします。ウィンドウにデータを入力できます。入力を行い、出力を作成し、その後終了するコマンド (たとえば ls directory など) で使用します。

TERMINAL

一時端末エミュレータ・ウィンドウ。アクションは端末ウィンドウを開き、コマンドが完了するとすぐに閉じます。全画面コマンド (たとえば vi など) で使用します。

端末エミュレータのコマンド行オプションの指定

アクション定義にある TERM_OPTS フィールドを使用して、端末エミュレータのコマンド行オプションを指定します。

たとえば、次のアクションは実行ホストをプロンプトします。

ACTION OpenTermOnSystemUserChooses
 {
 	WINDOW_TYPE					PERM_TERMINAL
 	EXEC_HOST    				%(String)"Remote terminal on:"%
 	TERM_OPTS    				-title %(String)"Window title:"%
 	EXEC_STRING  				$SHELL
 }

他のデフォルト端末エミュレータの指定

アクションが使用するデフォルトの端末エミュレータは dtterm です。これを別の端末エミュレータに変更できます。デフォルトの端末エミュレータは、アクションが使用する端末エミュレータを明示的に指定しないときに使用されます。

アクションが使用する端末エミュレータは、次のコマンド行オプションを持っていなければなりません。