MODE フィールドを使用して、必須アクセス権を指定します。
通常、モード基準は名前、位置、内容に基づいたデータ型作成の組み合わせで使用します。これらの基準によって、データ型をファイルまたはディレクトリに制限したり、必須の読み取り権、書き込み権、実行権を指定したりできます。
MODE フィールドには、論理演算子 (表 13–4) と文字 (表 13–5) を指定できます。
表 13–4 MODE フィールドの論理演算子と説明
演算子 |
説明 |
---|---|
! | |
& | |
| |
表 13–5 MODE フィールドの文字と説明
文字 |
説明 |
---|---|
ファイルだけに適用されるデータ型 |
|
ディレクトリだけに適用されるデータ型 |
|
r |
任意のユーザが読み取れるファイル |
任意のユーザが書き込めるファイル |
|
任意のユーザが実行できるファイル |
|
リンクであるファイル |
特定モードのデフォルトは、モードには関係ありません。
次のモード・フィールドは、データ型を制限します。
f&!w — 読み専用ファイル
!w — 読み専用ファイルおよび読み専用ディレクトリ
f&x — 実行可能ファイル
f&r&x — 書き込み可能および実行可能ファイル
x|!w — 実行可能ファイルまたは読み専用ファイル
次のデータ型定義は、読み専用で実行可能でないファイルのデータ型を作成します。ファイル名は *.doc という命名規則に従っています。View アクションはデータ型に対して定義されているものとします。
DATA_ATTRIBUTES ReadOnlyDocument { ICON read_only DESCRIPTION This document is not writable. Double- \ clicking runs your editor with a \ read-only copy of the file. ACTIONS View } DATA_CRITERIA ReadOnlyDocument_Criteria { NAME_PATTERN *.doc MODE !d&!x&!w DATA_ATTRIBUTES_NAME ReadOnlyDocument }