/usr/lib/wnn/ja_JP/uumrc
uumrc は、かな漢字変換の標準インタフェースを使用する時の環境を設定するもので、各ユーザーごとの設定が可能です。
エントリが重複した場合は上書きされます。
セミコロン (;) で始まる行はコメントになります。
このファイルで設定できるものは、以下のとおりです。
他の uumrc ファイルを読み込みます。デフォルトの uumrc ファイルに個人の設定を 付け加える場合などに使用します。@DEFAULT_RC_NAME と指定すれば、以下の順番でデフォルトの uumrc ファイルを検索し、設定の追加を行うことができます。
@HOME/.Wnn8/uumrc
/usr/lib/wnn/ja_JP/uumrc
かな漢字変換用の環境設定ファイルを指定します。省略時は、以下の順番でデフォルトの wnnenvrc ファイルを検索し、設定を行います。
@HOME/.Wnn8/wnnenvrc
/etc/wnn/ja_JP/wnnenvrc
/usr/lib/wnn/ja_JP/wnnenvrc
サーバーのホスト名が指定されているものは、そのサーバーに接続されます。sticky を指定すると現在の環境は、Wnn8LE の終了後にも記憶され、次回の Wnn8LE 起動で環境の初期化を行なう必要がなく、立上りが早くなります。
漢字かな変換用の環境設定ファイルを指定します。省略時は、漢字かな変換ができません。また、 Wnn8 のシステム辞書を用いて漢字かな変換を行うことはできません。サーバーのホスト名を指定すると、そのサーバーに接続されます。sticky を指定すると現在の環境は、Wnn8LE の終了後にも記憶され、次回の Wnn8LE 起動で環境の初期化を行なう必要がなく、立上りが早くなります。
キーバインド定義ファイルを指定します。省略時は、/usr/lib/wnn/ja_JP/uumkey です。
ローマ字かな変換ファイルを指定します。ディレクトリ名の場合、その下の mode ファイルが対象になります。省略時は、/usr/lib/wnn/ja_JP/rk/mode です。
かな漢字変換バッファー (変換行) が空の時、ASCII 文字をかな漢字変換バッファーに取り込みます (デフォルト)。
かな漢字変換バッファー (変換行) が空のとき、ASCII 文字をかな漢字変換バッファーに取り込みません。
変換モード ON で立ち上げます (デフォルト)。
変換モード OFF で立ち上げます。
辞書追加のときの辞書名入力バッファーの初期値を指定します。デフォルトは空文字列です。
辞書追加のときの頻度ファイルの入力バッファーのパス名の初期値を指定します。デフォルトは空文字列です。
辞書追加のときの付属語ファイルのディレクトリパス名の初期値を指定します。デフォルトは空文字列です。
最大変換可能文字数を指定します。数字に 0 以下の値 (0 を含む) を指定すると、デフォルト値となります。デフォルトは、100 です。
最大変換可能文節数を指定します。上限は、400 です。数字に 0 以下の値 (0 を含む) を指定すると、デフォルト値となります。デフォルトは、80 です。
次候補一覧の時の最大表示次候補数を指定します。省略時は、画面の幅に応じて表示個数を選択します。数字に 0 以下の値 (0 を含む) を指定すると、デフォルト値となります。デフォルトは、36 です。
ヒストリーを最大何個まで記憶するかを指定します。数字に 0 以下の値 (0 を含む) を指定すると、デフォルト値となります。デフォルトは、11 です。
オートマトン (ローマ字かな変換) で文字を消去する時、確定された文字を入力時の個々のアルファベットの単位で消去します (デフォルト)。
オートマトン (ローマ字かな変換) で文字を消去する時、確定された文字を個々の日本語文字の単位で消去します。
tty のフローコントロールを on に設定します (デフォルト)。
tty のフローコントロールを off に設定します。
変換 off の時、キーコード変換を機能させません (デフォルト)。
変換 off の時、キーコード変換を機能させます。
/etc/termcap から cs を削除します。
/etc/termcap から cs を削除しません。
単語登録時にコメントの入力を行います。
単語登録時にコメントの入力を行いません。
句点 (。) 変換を行いません (デフォルト)。
句点 (。) 変換を行います。
パラメタ自動チューニングを行いません (デフォルト)。
パラメタ自動チューニングを行います。
include、setuumkey、setrkfile、setconvkey、setconvenv、setjishopath、sethindopath、setfuzokugopath、setkankanaenv、setkanaromenv の引数の先頭に ~、~username、@HOME、@LIBDIR、@LANG の記法が使用できます。
環境変数 HOME の値
/etc/passwd に登録されているログネーム username のホームディレクトリ
環境変数 HOME の値
標準の Wnn8LE 環境ファイルのディレクトリパス名 (/usr/lib/wnn)
環境変数 LANG の値の最初の 5 文字
setdic、setjishopath、sethindopath、setdic、setjishopath、sethindopath の引数内では、最初の @USR を起動ユーザー名に展開します。