Solaris 10 リリースでは、Linux オペレーティングシステムとのマルチブート環境を構成するために、Solaris fdisk の識別子は 0xbf に設定されます。以前の Solaris リリースでは、Solaris fdisk の識別子は、Linux スワップパーティションの識別子と同じ 0x82 に設定されていました。識別子が変更されたことにより、Linux スワップパーティションの変更や Linux OS の再インストールを行わなくても、Solaris 10 OS と Linux オペレーティングシステムをインストールできます。
Solaris OS では、0x82 という識別子をもつ Solaris fdisk も引き続き認識され、サポートされます。fdisk コマンドを使用すると、0x82 識別子と 0xbf 識別子を切り替えることができます。Solaris Live Upgrade を使用している場合で、0x82 識別子を使用する必要があるときは、luactivate コマンドを使用して 0xbf 識別子と 0x82 識別子を切り替えることができます。
詳細は、fdisk(1M) のマニュアルページを参照してください。