Xorg サーバーを構成するために kdmconfig プログラムに用意されている指示は不完全です。このプログラムは、xorg.conf ファイルを生成するための基本的な指示を表示しますが、一部の関連情報は使用できません。たとえば、xorg.conf ファイルに含まれるオプションはいくつかの場所で上書きされる可能性があります。
コマンド行オプション
Xorg サーバーの起動時にサーバーによって検出される情報
Xorg サーバーの起動スクリプト (引き渡し優先引数を含むことがある)
したがって、Xorg 構成については、次の情報を参照してください。
/usr/X11/man ディレクトリにある Xorg(1x) のマニュアルページ
X サーバーを使用するデスクトップシステムのマニュアルページ。次に例を示します。
/usr/dt/man ディレクトリにある dtlogin(1X)
/usr/share/man ディレクトリにある gdm(1)
マニュアルページのパスにこれらのディレクトリが含まれていない場合は、次のどちらかの手順を実行します。
このディレクトリを MANPATH 環境変数の設定に追加します。
man コマンドの -M ディレクトリオプションを使用します。
Xorg サーバーを起動するスクリプトの中には、smf(5) リポジトリプロパティーを使用するものがあります。特に、FMRI svc:/applications/x11/x11-server は X サーバープロパティーを格納するために使用します。Xorg サーバーに関連したプロパティーは次のとおりです。
options/xserver
options/default_depth
options/server_args
これらのプロパティーを設定および検索するには、スーパーユーザーになり、次の例に示すように svccfg コマンドを実行します。
# svccfg svc:> select application/x11/x11-server svc:/application/x11/x11-server> listprop options/default_depth options/default_depth integer 24 svc:/application/x11/x11-server> setprop options/default_depth = 8 svc:/application/x11/x11-server> listprop options/default_depth options/default_depth integer 8 svc:/application/x11/x11-server> end # |