Solaris 10 OS のインストール後にはじめてシステムをブートすると、依存サービスにエラーが発生することがあります。svccfg import サブコマンドは、サービスの目録ファイルに宣言されている依存サービスをアクティブにできないことがあります。その結果、依存サービスが順番に起動されず、それらのサービスに関するエラーメッセージが生成されることがあります。
回避方法: 依存サービスに対してコマンド svcadm refresh を実行します。次に例を示します。
svcadm refresh dependent FMRI |
ソフトウェア開発者は、次の回避方法を使用してこの問題が発生しないようにできます。
依存サービスをサービスレベルではなくインスタンスレベルで宣言します。
ライブインストールの場合は、パッケージの postinstall スクリプトを有効にして、svcadm refresh dependent FMRI コマンドを実行します。
代替ブート環境を使用するインストールの場合は、svcadm refresh dependent FMRI コマンドを /var/svc/profile/upgrade ファイルに追加します。