Solaris 10 インストールガイド (ネットワークインストール)

Proceduresysidcfg ファイルを作成する方法

sysidcfg ファイルに一連のキーワードを指定すると、システムを事前設定できます。

sysidcfg ファイルを作成するには、次の手順に従ってください。

始める前に

Solaris フラッシュアーカイブを作成する詳細は、「Solaris フラッシュアーカイブを作成する方法」を参照してください。

手順
  1. インストールサーバーで、テキストエディタを使って sysidcfg というファイルを作成します。

  2. 必要な sysidcfg のキーワードを入力します。

    sysidcfg のキーワードの詳細については、sysidcfg ファイルキーワード」を参照してください。

  3. WAN ブートサーバーがアクセスできる場所に、この sysidcfg ファイルを保存します。

    このファイルを次のどちらかの場所に保存します。

    • WAN ブートサーバーとインストールサーバーが同じマシンに置かれている場合は、WAN ブートサーバーのドキュメントルートディレクトリの flash サブディレクトリにこのファイルを保存します。

    • WAN ブートサーバーとインストールサーバーがそれぞれ別のマシンに置かれている場合は、インストールサーバーのドキュメントルートディレクトリの flash サブディレクトリにこのファイルを保存します。


例 13–9 WAN ブートインストール用の sysidcfg ファイル

SPARC ベースのシステムで使用される sysidcfg ファイルの例を次に示します。このシステムのホスト名、IP アドレス、およびネットマスクは、ネームサービスを編集することにより、すでに事前設定されています。

network_interface=primary {hostname=wanclient
                           default_route=192.168.198.1
                           ip_address=192.168.198.210
                           netmask=255.255.255.0
                           protocol_ipv6=no}
timezone=US/Central
system_locale=C
terminal=xterm
timeserver=localhost
name_service=NIS {name_server=matter(192.168.255.255)
                  domain_name=mind.over.example.com
                  }
security_policy=none

WAN ブートインストールの続行

sysidcfg ファイルを作成したあと、クライアントのカスタム JumpStart プロファイルを作成します。手順については、「プロファイルを作成する方法」を参照してください。

参照

sysidcfg のキーワードと値の詳細については、sysidcfg ファイルによる事前設定」を参照してください。