Solaris 10 インストールガイド (ネットワークインストール)

OBP コマンド

次の表は、WAN ブートインストールを実行するためにクライアントの ok プロンプトに入力する OBP コマンドの一覧です。

表 16–3 WAN ブートインストール用の OBP コマンド

作業と説明 

OBP コマンド 

自動 WAN ブートインストールを開始します。 

boot net – install

対話式 WAN ブートインストールを開始します。 

boot net –o prompt - install

ローカル CD から WAN ブートインストールを開始します。 

boot cdrom –F wanboot - install

WAN ブートインストールを開始する前にハッシュキーをインストールします。key-value は、16 進数で表したハッシュキーの値です。

set-security-key wanboot-hmac-sha1 key-value

WAN ブートインストールを開始する前に暗号化鍵をインストールします。

  • key-type は、wanboot-3des または wanboot-aes です。

  • key-value は、16 進数で表した暗号化鍵の値です。

set-security-key key-type key-value

OBP にキーの値が設定されていることを確認します。

list-security-keys

WAN ブートインストールを開始する前にクライアント構成変数を設定します。

  • client-IP は、クライアントの IP アドレスです。

  • router-ip は、ネットワークルーターの IP アドレスです。

  • mask-value は、サブネットマスクの値です。

  • client-name は、クライアントのホスト名です。

  • proxy-ip は、ネットワークのプロキシサーバーの IP アドレスです。

  • wanbootCGI-path は、Web サーバー上の wanbootCGI プログラムへのパスです。

setenv network-boot-arguments host-ip= client-IP,router-ip=router-ip,subnet-mask= mask-value,hostname=client-name ,http-proxy=proxy-ip,file= wanbootCGI-path

ネットワークデバイス別名を調べます。

devalias

ネットワークデバイス別名を設定します。device-path は、主ネットワークデバイスへのパスです。

  • 現在のインストールだけに有効な別名を設定する場合は、devalias net device-path と入力します。

  • 別名を固定的に設定する場合は、nvvalias net device-path と入力します。